Mastodonの個人専用サーバーを立ち上げて半年における感想【Hostdon利用】

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Mastodon個人専用サーバーを立ち上げて半年における感想【Hostdon利用】

2023年8月12日、Mastodon(マストドン)のホスティングサービス・Hostdonを利用して自分だけのMastodonサーバー(インスタンス)を立ち上げました。

Mastodon個人専用サーバーを立ち上げて3日目の時点で感想記事を書いていましたが、半年ほど経過したので、あらためて現時点(2024年2月)でMastodon個人専用サーバーを作ってみて思った良かったことと、正直微妙かも…というところを書いておこうと思います

正直、現時点の状況を漢字一文字で表すと「迷」という文字が出てくる状態なので、微妙な点について書くことが多いかもしれないのですが、あくまでも一個人の感想として見てもらえたら幸いです。

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Mastodon個人専用サーバーの現況

Mastodon・自分専用サーバーのアカウントのプロフィール

Mastodon個人専用サーバーを立ち上げた記事にも書いていますが、こちらにも簡単に現在のMastodon個人専用サーバーの利用状況についてまとめておきます。

2023年8月12日に、Mastodonのホスティングサービスである「Hostdon」へ、Mastodonサーバー利用を申し込みました。

シンガポールリージョン・ライトプラン(月額550円)を契約し、オプション追加は一切していません。

自分のみ利用するMastodonサーバーとして利用しているので、自分以外のユーザーの登録は出来ないようにしています。

雑多に投稿するアカウント1つで利用を開始しましたが、2023年10月17日にブログ更新通知のみを流すアカウントも作成したため、現在は計2アカウントで運用しています。

なお、メインアカウントはフォロー・フォロワーともだいたい200くらいです。

こんな状況で利用している人間の、Mastodon個人専用サーバーを利用していて良かったところと微妙なところを挙げていきます。

Mastodon個人専用サーバーの良かったところ

接続速度はほとんど気にならず

Hostdonで現時点の最低価格となるプラン+オプション無しで契約したため、速度が重くなったりすることがあるかも…と覚悟して使い始めました。
しかし、半年ほど使ってみて速度面で気になるようなことは今のところありません。

もしかしたらなんだか遅いな…と思った日はあったのかもしれませんが、記憶に残るほど長時間にわたって遅いままだとか、エラーが出続ける…という状況になったことはありませんでした。

個人専用サーバーを立ち上げてしばらくの間、画像をアップしようとすると503エラーが出てしまう症状が時々あったのですが、いつの間にかエラーが出なくなっていましたね。

東京リージョンと比較すると違うのかもしれませんが、とりあえず価格が抑えられているシンガポールリージョンだからといって支障があるように感じたことはないので、良かったです。

Hostdon利用なので、Mastodonのアップグレードなどの保守を完全に気にせず使える

Mastodon個人専用サーバーでは、好奇心から多くの個人サーバーを管理している方をフォローしているのですが、時々、更新・保守関係で悪戦苦闘されているのを目にしていました。

もちろんホスティングサーバーと違って自分の裁量でサーバーを運用できるのは大きなメリットなのですが、自分には絶対無理だな…と思ってしまうのですよね。

一方、Hostdonを利用している場合はMastodonサーバーの立ち上げも保守管理もHostdonに丸投げです。
そのため、何もせずとも自動的に最新版のMastodonが使えるようになっていたりするので、本当に楽。

先日、スパムアカウントからリプライが頻繁に届くことがあったのですが、Hostdon側でスパムへの対策が行われるようになり、完全ではないもののほとんど届かなくなりました。

Mastodonサーバーを作成して終わりではない安心感があります。

ブログ宣伝を堂々と投稿できる

Mastodonで個人専用サーバーを立ち上げた理由の一つが、ブログの更新お知らせを気兼ねなくしたいということでした。

Mastodonお一人様サーバー・ブログ用アカウント

Mastodonに限らず、他のSNSでもブログ宣伝は場所を借りてやっているようなものですが、Mastodon(Misskey)では個人の方が立ち上げたサーバーを利用しているからか、より一層場所を借りている感覚が強いのかもしれません。

特に、当ブログの場合は広告が貼ってあったり、一部記事にアフィリエイトのリンクがあったりするので、より申し訳なさのような気持ちがありました。

その点、自分専用のMastodonサーバーの場合、気兼ねなくブログの宣伝ができるので、本当に大きなメリットだなと感じます。

カスタム絵文字を自分が好きなものだけ登録して使える

純正Mastodonなので絵文字リアクションは使えないのですが、文章内に挿入するカスタム絵文字は自分好みのものを厳選して登録することができます。

Mastodonだと、サーバー管理メニューから絵文字を登録する流れなので、自分で配布されている絵文字を探して登録するのは新鮮かつ面白い作業でした。

Mastodon・管理メニューにあるカスタム絵文字の設定画面

ただ、配布されている絵文字は、使用条件・ライセンスなど指示されているものがあるので、よく確認したうえで登録する必要はあります。

CSSで表示を自分好みにできたりする

Mastodonの設定画面「外観」から、CSSを設定することが出来ます。

Mastodon・管理メニューのカスタムCSS設定画面

Misskeyだと誰でもCSSを編集するメニューが存在しているのですが、Mastodonでは管理アカウントのみ設定が可能。

とりあえず私は、いいねボタンをデフォルトの星からクローバーに変えていたり、縦長の画像が大きく表示されてしまうのをやや小さく表示させる程度しか設定出来ていないのですが、個人サイトを所有されていたりしてCSSの知識がある方にはテンションの上がる要素かもしれませんね。

Mastodon個人専用サーバーの個人的微妙ポイント

ここからは、Mastodon個人専用サーバーをホスティングサービスで利用していて思った残念ポイントについて挙げています。

絵文字リアクションが使えない

Hostdonを利用して開設したMastodonサーバーは、Fedibirdのような改造されたMastodonではないため、絵文字リアクションを使うことはできません

はい、もちろんHostdonを申し込む際に絵文字リアクションが使えないことは理解していましたし、承知の上で使うぞ!と思っていたのですよ。

ただ、FedibirdやMisskeyなどで絵文字リアクションの楽しさを知ってしまった身としては、やっぱり絵文字リアクションが使えないことを寂しく感じてしまいがちなのです。

絵文字リアクションをつけたり、自分の投稿についた絵文字リアクションがどんなものか確認したくて、絵文字リアクション機能のあるサーバーにもアカウントを所有した結果、全然個人専用Mastodonサーバーに専念できてない感じになってしまっております。

正直、自分のコンディションなどで絵文字リアクションを見るのがしんどく感じられるときには絵文字リアクションのなさが快適に思うことはあります。

ただ、やっぱり絵文字リアクション使いたい…!と恋しくなってしまう。

(当たり前だが)Hostdon利用なのでサーバー立ち上げ・運用の知識は身につかない

HostdonにMastodonサーバー立ち上げも更新もおまかせしているので、とっても楽なのですが、結果としてサーバー立ち上げや運用については全く何もわからないままです。

個人でMastodonやMisskeyなどのサーバーを立ち上げている方をフォローしていますが、結局何を話されているのかよくわからないままなので、心の距離みたいなものがどんどん広がっている感があります。

そりゃ、自分で調べてサーバーを立ち上げたり管理されている方と、ただ申し込んでだらだら使っているだけの身では、そもそも同じ目線になれるはずもないことに、あらためて気がついた感じ。

一時期、多くの方がMastodonやMisskeyサーバー立ち上げに挑戦していて(今も多くの方が挑戦していますが)、私もいつかは…!と欲を持ったことがあったのですが、少なくとも今の私には到達できない域だと気付けたことは良かったのかもしれません(僻みじゃなく本心です)。

ライトプラン・オプション無しだとローカルストレージが10GBなので気軽に画像が投稿できない

Hostdonのライトプランの場合、ローカルストレージが10GBです。

ときどき画像を投稿するレベルだと問題ないと思うのですが、サーバー立ち上げ時の方向性として考えていたゲーム画像をどんどんアップしていく使い方だと、あっという間に容量を圧迫してしまいそうな気がするんですよね。

とりあえず画像をSquooshで圧縮したものをアップするようにしていたからか、2024年2月26日の時点では使用しているメディアストレージは43MBとなっています(Hostdon・コントロールパネルで確認)。
それなりに画像をアップしていたので、思った以上に少ない使用量でびっくり。笑

ただ、投稿のたびに画像を圧縮するのが面倒になってきていて、最近は絵文字リアクション用に作った他のMisskeyやFedibirdアカウントから投稿しがちな感じになっているところがあります。

Hostdonのオプションでローカルストレージの追加が50GBあたり/月額324円で可能なので、安心を買っておくという手もあるのですが、正直ほぼワンコインだから個人専用Mastodonサーバーを立ち上げた側面があるので、踏み切れずにいるというのが本音な感じです。

とりあえず1年間様子は見たいけど…迷走中かも

ここまで、Mastodonの個人専用サーバーを立ち上げて半年利用して良かったところと、うーんなポイントについて語ってみました。

個人専用サーバーを立ち上げた2023年8月はテンションも高くてワクワクしている状態でしたが、2024年2月の今はテンションの高揚も落ち着いてきて、正直このアカウントをどうしていったらいいんだろうという気持ちがあるのが正直なところです。

画像付きの投稿を控えがちになった結果、投稿は朝のおはよう投稿と、インターネットやSNSで見かけた話題への言及とブログの宣伝がほとんどになっているのですが、(ブログ宣伝は良しとして)私が個人専用サーバーでやりたかったことってこういうことだったっけ?みたいな疑問がついて回る状態になってしまっています。

最近は、2024年2月に誰でも登録できるようになったBlueskyに楽しさを感じていて、Blueskyアカウントでは方向性とか気にせずに雑多な感じで投稿しているだけに、なぜ自分だけのMastodonサーバーなのに自由に投稿できない気持ちになっているんだ?みたいな感情がより強くなっているのかもしれません。

ブログ宣伝を気軽にできる良さは間違いなくあるのですが、ブログ宣伝はあくまでも自分専用のサーバーでしか投稿できないものではないはずですし、本当に私に個人専用のMastodonサーバーが必要なのか考えるターンに入ったのかもしれません。

個人専用Mastodonサーバーを立ち上げた時、とりあえず1年間試してみて続けていくか決めようと思っていたのですが、1年間という期限を厳密に決めず、どうしていくのがいいのか考えていこうかな?と思っています。

うん、あらためて文にしてみると暗い。笑

お一人様でMastodonやMisskeyサーバーを立ち上げた人の感想記事など見ていると、お一人様快適!楽しい!みたいなタイプが多いと思うのですが、私のように迷走するタイプもいるんだなと思ってもらえたらいいのかな(ほんとか)。

MastodonやMisskeyなど、Fediverseそのものの楽しさは変わっていないので、どの場所でどのような使い方をすればいいかは迷い中ですが、自分の気持ちに向き合いつつ自分に適した使い方をしていくつもりです。
もしかしたら、また個人専用サーバーが最高!に戻ってくるかもしれないしね。

サーバー立ち上げから1年となる2024年8月になっても続けているか、それともやめてしまうのか自分でもわからない個人専用なMastodonサーバーですが、また動きがあったらご報告がてら記事にしてみようと思います。

それでは、今回はこのへんで。

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