
2024年2月にMastodonのお一人様なサーバー(インスタンス)を立ち上げてから半年が経過したことについて、感想を書いていました。
半年の時点ですでにネガティブさが隠せていない状態となっていたわけですが、その後もいろいろ考えた結果、2024年3月にサーバーを閉鎖しました。

1年間は様子を見たいと思っていたわけですけれども、結局7ヶ月で店じまいという結果に。
今回はご報告がてら、Mastodon個人専用サーバーをやめることにした理由と、Hostdonでのサーバー閉鎖の手続きについて振り返っておこうと思います。
Mastodonの個人サーバーをやめることにした理由的な
Mastodonの個人専用サーバー立ち上げから半年の感想記事と内容がかぶっているところもありますが、もういいかな…と思った理由を書いておきます。
やっぱり絵文字リアクションが好きだった
Mastodon個人専用サーバーをやめることにした一番の理由が「絵文字リアクション」の存在でした。
絵文字リアクション機能のないMastodonを使うとわかって利用開始したものの、やっぱりメインアカウントで絵文字リアクション機能がないということが思っていた以上に自分にはデメリットになっていたようです。
そもそも、絵文字リアクションがあるFedibirdがあったからこそMastodonに定着できたようなものだったので、絵文字リアクションの存在が思っていた以上に大きかったのだと思います。
Mastodonのシンプルさもいいよねとは思うものの、ついつい絵文字リアクションの存在しているサーバーから投稿したり投稿をチェックする習慣がずっと抜けず、結果的にメインのSNSとして純粋なMastodonを使うことは私には難しかったのかもしれない。
「趣味以外」という方向性でモチベーション保つのがむずかしかった
絵文字リアクション機能を使いたかったことと、画像ストレージの容量を気にしながらゲームの画像を投稿することにしんどさを感じていたため、結果として趣味用のアカウントを絵文字リアクションのあるMisskeyやFedibirdに分散させることにしました。
趣味以外の投稿をMastodon個人専用サーバーでやろうと思ったわけですが、そもそも私のSNSにおける方向性から趣味を抜くと特に投稿することがなくなってしまうという事態に直面することに。
ブログという一つの方向性はありましたが、そのブログだってそもそも更新頻度が低いしブログについての話題で投稿することもめったにない。
その結果、タイムラインで見かけた投稿へ反応することが多くなった感じに推移していったのですが、それはそれでネガティブな感想を持つ投稿への反応が多くなりがちで、イライラするためにSNSを見てるのかな?みたいな気持ちになってしまい。
結果、無難な朝のおはよう投稿をするためだけのアカウントのような状態になりつつあり、わざわざ自分だけのサーバーを持ってまでやる必要があるのかよくわからなくなってきました。
SNSとの関わり方がネガティブになってしまった問題
2023年の冬頃、SNSというかMastodon(Fediverse)にしばらくのめり込みすぎた弊害のようなものが出ていました。
SNS疲れの要因あるあるかと思うのですが、自分だったり他のアカウントだったりの数字がやけに気になってしまったり、フォロー・フォロワー欄を気にして落ち込んだりすることが多々ありました。
ちょうど利用しているMastodonアプリでフォロワーとの相互状態がアイコンで判別できる機能が追加されたことが引き金になったかもしれないのですが、Mastodon個人専用サーバーを立ち上げてしばらくの間、好感を持っていたり交流のあった相互フォロワー状態だった複数のアカウントからフォローが外されていたことに気付いてしまい、正しく落ち込みました。
私の投稿内容・頻度の問題なのか、そことは関係ないことだったのかはわからないですし、私だって合わないな…と感じたアカウントのフォローは外しているわけなのでお互い様という感じではあるのですが、やっぱり好感を持っていたアカウント、しかも複数のアカウントからフォローを外されていたという現実を、ずるずる引きずってしまいましたね。
どんなことを投稿しても合わない時は合わないと思われることは仕方がないとわかっているはずなのに、当時はなぜかとても気に病んでしまったため、より一層気軽に思ったことを投稿できない心境になってしまっていました。
特にMastodon個人専用サーバーの場合、ここが私のメインアカウントだ!という気持ちが強すぎたことが余計に悪循環になってしまった感はあります。
色々なアカウントを反復横跳びする使い方が自分に合ってる気がする
そもそもの話ではありますが、私はどこかのアカウントをメインだ!と思うよりも、複数のアカウントだったりSNSに気まぐれに顔を出すくらいの使い方が合っているのではないか…と、特に落ち込んだ後にMastodonやMisskeyで色々なサーバーを使っていて思うようになりました。
自分専用のMastodonサーバーを持つと、そこを中心に使いたい!という気持ちがどうしても出てしまうため、私の場合は自分だけのサーバーを気楽に使うという気持ちになりづらかったようです。
途中、闇が深い理由もありちょっと申し訳なさもありますが、以上のような理由が重なった結果、もう無理に自分専用のMastodonサーバー所持にこだわる必要はないだろうという結論に達したので、Mastodon個人専用サーバーの閉鎖を決めました。
Hostdonでのサーバー解約の流れ
私はMastodonのホスティングサービスである「Hostdon」を利用して自分専用のMastodonサーバーを立ち上げていました。
Hostdonを利用してMastodonサーバーを立ち上げた的レポ記事は見かけますが、解約の流れについて書かれているものはあまり見かけない気がするので、体験談がてら書き残しておきます。
Hostdonで立ち上げたMastodonサーバーを解約する場合は、Hostdonのコントロールパネルから解約を申請するだけです。

インスタンス情報画面の下の方に、「契約設定」という項目があり「解約」というメニューがありますので、選べばOK。


下手なサブスクよりも簡単にサーバー(インスタンス)の閉鎖が出来てしまう感じですね。
Hostdonを利用している場合、毎月料金の請求があると思いますが、解約を申請した時点で次回の請求金額が0円に変更になっていました。
なお、サーバー閉鎖の申請後1~2日でインスタンスが削除されるとの説明があります。

投稿やフォローアカウント・ブロックアカウントなどのデータを他のアカウントに引き継ぎたい場合は、あらかじめデータをエクスポートしておくと良いかと。
ちなみに、私のMastodonサーバーの場合は閉鎖申請から2日経過してもデータが消えず、投稿したり見たり普通にできる状態でした。
Hostdonのコントロールパネルを確認しても、Mastodonインスタンス情報には何も存在していないので解約はされているはずなのですが。?

様子を見ていましたが5日が経過しても変わらずMastodonが利用できる状態が続いていたので、心配になりHostdonへ問い合わせました。
その日の夕方、確認するとHostdon解約済みサーバーと表示されるようになっており、Mastodonのデータが消えたことを確認しました。

問い合わせへの返信は現時点においても無いままですので、問い合わせしたことでMastodonのデータが削除されたのかは不明ですが、とりあえずちゃんとサーバーが消えていてホッとしました。
なお、データ削除前にフォローしていると、アカウントのプロフィールはそのまま残っていて投稿を確認することもできますが、もちろんアカウントにログインすることはできません。
逆にいえば、残したくない投稿はあらかじめ削除するなりしておかないと永遠に見ようと思えば見られるということにもなりますので、注意したほうがいいですね。汗
しばらくは絵文字リアクションで遊びながらFediverseを楽しみます
ここまで、Mastodonのお一人様サーバー(インスタンス)を閉鎖した件について語ってきました。
現在は趣味の話題も含めたアカウントにしたくて作った2代目のFedibirdアカウントで頻度高めに投稿している感じですが、やはり絵文字リアクションの手軽にコミュニケーション取れる感じが好きなのだとあらためて実感しますし、何より自分専用!なんて構えることなく気楽に使える心地よさが楽しく思えています。
しばらくは趣味の話や思いついたことを軽率に投稿しつつ、Fediverseで絵文字リアクションを満喫していこうと思っています。
自分だけのMastodonサーバーを持ってみた7ヶ月間、私には分不相応だった面があるのかもしれないけれど、いい体験には間違いなくなったので、挑戦してみて本当に良かったです。
そして、サーバー立ち上げから閉鎖までやっていただいたHostdonにも感謝の気持ちでいっぱいです。
残念ながら私は続きませんでしたが、自分専用サーバーならではの心地よさはありますので、気になったらMastodonお一人様サーバーにぜひ挑戦してみて下さいね。
それでは、今回はこのへんで。
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