私がRSSリーダーを情報収集に使うことにした理由とメリット・デメリット【令和でもオワコンじゃない】

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私がRSSリーダーを情報収集に使うことにした理由とメリット・デメリット【令和でもオワコンじゃない】

以前「Feed Wacther」という、Web上で見ることができるRSSリーダーについての紹介記事を書いています。

RSSリーダーそのものの良いところや微妙なところについて、記事内で簡単に触れてはいるものの、もう少しがっつりRSSリーダーのメリット的なものを紹介したいなと思いました。

そこで今回は、私がRSSリーダーを使うことにした理由と、RSSリーダーのメリットとデメリットについて語ってみました。

RSSリーダーという言葉を聞いたことはあったり、RSSリーダーに興味はあるけど、なんだかよくわからない…という方にも、RSSリーダーの良さが伝わればいいなと。

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私がRSSリーダーを使うことにした理由

RSSリーダーは、Webサイトで公開している更新情報(「フィード(Feed )と呼ばれています」)を自動で受け取り、チェックできるツールです。

もっとざっくり説明すると、あらかじめRSSリーダーに自分がチェックしたいサイトやブログを登録しておくことで、サイト(ブログ)の更新情報を確認することができるというもの。

ただ、このRSSリーダー、おもにSNSが普及しニュースや最新情報を手軽にチェックできるようになったことから近年は利用者数が減っているのだそうで。

減少し続けるRSSリーダー… 利用者はほとんどいない?RSSが衰退した理由 | ビジネスとIT活用に役立つ情報(株式会社アーティス)
代表的なRSSリーダーだったGoogle Readerが終了してから5年以上経った現在でも、サイト構築の仕様書には「更新情報をRSSで配信が出来る機能を有すること」等と記載されているケースが少なくありません。 「リニュー...

↑の記事を見ると、2005~2006年がピークでどんどん右肩下がり…という状況のようですね。
代表的なRSSリーダーだった(らしい)Google Readerは、2013年に終了済みとのこと。

RSSリーダーについて検索すると「オワコン」なんて文字列が出てくることもあるのが現実なのですが、むしろ私は2023年になってからRSSリーダーを活用するようになった人間です。

私がなぜRSSリーダーを使うことにしたのか、理由を説明していきますね。

SNS(X)の情報過多感がしんどくなった

X(旧Twitter)のトレンドのメニュー

SNS…といっても、実際のところほぼX(旧Twitter)のことですね。苦笑

Xではニュースだったり、トレンドといった今話題になっているものを手軽に確認することが出来たので、気になった時にいつでもチェックできるし、内容によってはリツイート(現在はリポスト)で知る…ということもありました。

手軽さは間違いなくあるのですが、知らなくてもいいような情報も目にしますし、情報への反応(リプライや引用など)も視界に入ることによる情報過多感に疲れを感じる気持ちも強くなりました

最近は有料プラン加入者が収益を得られる仕組みが導入されたからなのか、トレンドになっているワード(タグ)を羅列していたり、関係のない投稿にタグを付ける…という質の低い投稿を目にする機会も多くなり、Xで情報収集するのは必要最低限に留めたいという気持ちがより一層強くなってきていますね。

私がRSSリーダーを使い始めたのは、Xの収益化実装前です。

ニュース配信系アプリでも見たくないニュースが目に入るのがしんどくなった

私は、スマホのニュース系アプリも利用していました。

さまざまなニュースアプリを試していたのですが、やっぱり気になってしまったのが情報過多感

ニュースへのコメントが表示されるアプリは(非表示に出来ますが)、自分と全く合わない意見が多くの賛同を得ていてストレスの種に。

それとは別の複数の配信元からニュースを確認できるアプリは、特定の配信元を非表示に設定できるものの、見なくていいかもと思える情報が視界に入ることがあまりに多すぎて。

知りたいことを知る満足感より、見たくないものを見てしまった不満感の方が上回ってしまうことの方が多くなってきました

どのニュースアプリを使っていてもしっくり来ないな…と悩んでいる時「RSSリーダーでもニュースをチェックできる」という情報を入手したのです。

RSSリーダーなら、自分が見たいと思える配信元だけ登録してニュースを確認することができる。

多数の配信元から引き算して除外するよりも、自分が見たい配信元を足し算的に使うRSSリーダーの方が、自分には合っているかもしれないと思ったのです。

ブログの更新チェック用途として

一般的なRSSリーダーの使用目的のイメージが自分のお気に入りブログやサイトの更新をチェックすることかな?と思うのですが、私の場合はニュースの情報収集方法としてRSSリーダーを使うことが先に来ているので、なんだかおまけみたいな動機になってしまっています。笑

RSSリーダーを使うまでは、当たり前のようにブックマークから気になるブログにアクセスして更新の有無をチェックしていました。

ただ、私のチェックしているブログはゆっくり更新されているものが多くて、大抵はアクセスしても更新されておらずそのまま引き返してくることがほとんど。

RSSリーダーにブログを登録しておけば、更新された時にすぐわかるからとっても便利ではないか?!と思ったこともRSSリーダーを使うことにした理由の一つです。

いくつかRSSリーダーを使うことにした理由をあげてみましたが、私の場合はニュースを自分のイライラしない形で知りたいと思ったことが、RSSリーダー導入の一番大きな動機になっています

RSSリーダーを使ってみて感じたメリット

RSSリーダーを使うようになったのが2023年1月末頃だったので、RSSリーダーのある暮らしを始めてから約8ヶ月が経過しました。

私が実際にRSSリーダーを使ってみて感じているメリットについて、まとめてみます。

自分の気になる情報をピンポイントで仕入れられるようになった

私はニュースのチェック・ブログの更新通知目的でRSSリーダーを始めましたが、今では自分が興味のあるゲームやIT情報系、近所の情報まとめサイトなどもRSSリーダーに登録してチェックしています。

RSSリーダー・実際の購読画面(Inoreader)
画面は「Inoreader」のものです

登録しているサイトは全て自分が知りたいと思える分野の情報なので、もちろん興味のない話題についても流れてはきますが、興味を持てる情報に出会える頻度が格段にアップしたのは間違いありません

RSSリーダーを利用する前は、ゲームの情報はX(Twitter)の公式アカウントか偶然Googleで目に入った記事、そしてSNSでの誰かの投稿で知る…という状態だったのですが。

情報過多を感じていた割には、自分の気になる情報はかなり限られたものだけが視界に入っていた…という事実に驚かされましたね。

誰かの感想を含まないシンプルな情報をチェックできる

RSSリーダーでは、記事を見た誰かの感想が乗っからない「素の記事」を見ることになります。

SNS経由で紹介された記事を見る場合、どうしても紹介したアカウントの感情や感想が乗った上で見る状態になってしまいますよね。

一方、RSSリーダーで記事を見る分には自分の気持ち一つで見られるので、比較的ニュートラルな気持ちで記事を見ることが出来るような気がしています

(主にニュースで)イライラしづらくなり、感情が安定するようになった

ニュース一つでイライラするなんて…と思う方もいるでしょうが、見たくないようなゴシップ記事を目にしてしまったりすると、不快な気分になりがちな傾向がありました。

RSSリーダーでニュースを知ろうとするようになってからは、心穏やかにニュースを見ることが出来るようになっています。

限られた配信元のニュースしか見ていないので、ニュースアプリで情報収集していた頃に比べると知らない情報も増えてはいるのでしょうが、自分のキャパシティを超えた情報を目にしてイライラするくらいなら、絶対RSSリーダーで自分のキャパシティに合わせて情報を仕入れていった方がいいと実感しています。

RSSリーダーなら、自分の気持ち一つで配信元を変えたり、増減出来るのも強みですね。

気になるブログ・サイトが更新されるとすぐにチェックできるので便利

RSSリーダーを使うことにした理由でも触れていますが、お気に入りのブログやサイトが更新された時に、RSSリーダーの一覧からすぐに確認して記事をチェックできるので、とっても快適になりました。

RSSリーダーから直接記事ページを確認できることでブックマーク代わりにも使えるので、ブラウザのブックマーク欄がぐちゃぐちゃになっている残念人間には隠れたメリットになっているかもしれません。笑

スマホやタブレット、パソコンと複数の端末で同期できる ※使用するRSSリーダーによる

RSSリーダーによっては、Android専用・iOS専用というものもあるので、あくまでもどのRSSリーダーを使うかによって変わるのですが。

私が使っているRSSリーダー(詳しくは後述するので、今すぐ気になる場合は目次の項目からジャンプして下さいね)は、スマホ・タブレット・パソコン間で同期することが可能なので、好きな時に好きな端末から情報をチェックすることが可能です。

未読管理ができるタイプのRSSリーダーの場合、どの端末から見ても状況が共有されているので、何度も同じ情報を見てるかも…という事態を起こしづらく、スキマ時間に新着情報をどんどんチェックできるので、とても使い勝手がいいですね。

デメリットに感じるところも…

とっても便利なRSSリーダーではあるのですが、一方でデメリットも存在していますので、説明しておきます。

サイトがRSSフィード配信に未対応だと利用できない

RSSリーダーに登録が可能なサイト・ブログは「サイト(ブログ)がRSSフィードを配信している」ことが条件になります。

そのため、残念ながらどんなサイト(ブログ)でもRSSリーダーで更新通知を受け取れるわけではありません

例えば、気象庁は2023年5月24日にRSSフィード配信を終了しています。

404 Not Found

(Twitter激動のタイミングでそっちに専念しちゃうか…みたいな気持ちはさておき)RSSに需要がないと思われてしまっているのか、せっかくRSSに対応してたのに対応を止めてしまうところもあるようですね。

私が利用しているRSSリーダーの一つである「Inoreader」の場合、有料プラン(PRO)に登録すると、RSS配信未対応のサイトでも更新通知を受け取ることができる機能があるようなのですが、月額9.99ドルなのでなかなか安易に挑戦できないのはありますね…
特に今(2023年10月)は円安ドル高ですし。

Pricing
Choose the Inoreader plan that best fits your needs. Get access to premium features, team collaboration tools, and prior...

スマホのプッシュ通知に対応していないので、ニュース速報系はすぐに気付けないことも

スマホの話になりますが、ニュース系アプリとRSSリーダーアプリの大きな違いが「プッシュ通知対応・非対応」というところかもしれません。

いわゆる速報系のニュースをRSSリーダーで受信できていたとしても、RSSリーダーアプリを開かないと存在に気が付かないです。

個人的には速報は素早く知りたい人間なので、LINEのニュース系公式アカウントをフォローしたり(定時のニュースも通知されますが)、速報通知用と割り切ることでニュース系アプリを入れることで対応しています。

調べてみると「Slack」というアプリを使うことでRSSの通知が届くように設定できるようなのですが、まぁRSSのプッシュ通知目的でSlackを入れるかというと、今のところは微妙かな…という感じでしょうか。

【スマホ・RSS】Webサイトの更新をプッシュ通知で受信する方法【Slack】 | ヤゴコロ研究所
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です 突然ですが皆さん「webサイトの更新を毎日チェックするのが面倒!」なんて思ったことありませんか? 例えば、講義や試験の情報がネット掲

X(旧Twitter)は基本的に利用できない

X(Twitter)を情報収集目的で利用している場合、RSSリーダーでポスト(投稿・ツイート)をチェックできたら最高なのですが、基本的にXの投稿をRSSリーダーでチェックすることはできません

以前は、Feedly・Inoreader(ともに有料プラン?)でTwitterを購読する機能が存在していたのですが、2023年10月現在、いずれも購読機能が無くなっています。

ただし「基本的に」と書いたのには理由がありまして、「Nitter」というXをアカウント無しで閲覧・検索できる非公式のサービスから、RSSを取得することが可能ではあります。

Nitterを経由する形でXの投稿をRSSリーダーでチェックできるのですが、「nitter.net」についてはRSS取得のメニューが消えていますし、いつまでも安定して使えるかは不透明です。

Nitterの安全性については未検証です。Nitterを利用する際は自己責任でお願いします。

非公式的な方法はさておき、XなどRSS未対応のSNSしかアカウントがなかったり、RSS配信のない公式サイトでしか情報発信されてない場合、なかなかRSSリーダーのみで情報収集が難しいのが困りものですね。

実は、Mastodon・MisskeyはRSSを配信しているので、公式アカウントをMastodonやMisskeyでも開設してくれればRSSリーダー利用者的にはありがたいのですけども…。

個人的・RSSリーダーのおすすめ

ありとあらゆるRSSリーダーを使ったわけではないのですが、どのRSSリーダーを使うべきか迷う方に3種類のRSSリーダーをさくっとおすすめしておきます。

なお、私はAndroidスマホ・iPad mini・Windowsで情報をチェックしたい人なので、Android・iOS・Windowsの3つの環境でチェック可能なものを紹介しています。

Inoreader

Inoreader(Googleプレイストアより)

私が最近、一番活用しているRSSリーダーが「Inoreader」です。

設定が日本語でわかりやすいのと、無料プランでもフォルダをたくさん作ることが可能なので、ジャンルやカテゴリを細かく分けて管理することができるのが使いやすいです。

さらに設定でスクロールするだけで既読状態にできるので、興味のない記事もさくっとスルーできてしまうのも使い勝手がとてもいい感じ。

Inoreaderの紹介記事をアップしたいですね。

【2023年10月17日更新】Inoreader紹介記事をアップしました!よろしければご覧ください。

Feed Watcher

Feed Watcher・公式サイトより

以前紹介記事を書いていたのが「Feed Watcher」。

記事内でも触れていますが、自分好みのポータルサイト風な見た目にできるRSSリーダーです。

じっくり一つずつ記事をチェックしたり、後で未読の記事を見る…というより、さくっと流れてきた記事をチラ見する使い方が向いているRSSリーダーなので、更新頻度の低いサイト(ブログ)や全ての記事をチェックしなくても気にならないようなニュース系サイトにはFeed Watcherが適性高めかな?と思います。

Feedly

Feedly・Googleプレイストアより

私が初めて利用したRSSリーダーが、定番的存在といえそうな「Feedly」です。

とりあえずRSSリーダーに迷ったらFeedly入れとけ的存在なのではないでしょうか。

このサイトを購読したい!というのが定まっていない場合でも、検索画面でキーワードを入れることで購読可能なサイトが表示されるので、初めてRSSリーダーを使う場合にはとても心強いかも

Feedly・フィードの検索
キーワードからフィード(購読サイト)の検索ができる

個人的には設定が英語(英語不得手人間なので)・無料プランの場合フォルダ(カテゴリ)が3つまでしか使えない点が引っかかってしまい、Feed WatcherやInoreaderに移ってしまったのですが、(繰り返しになりますが)初めてRSSリーダーを使う場合はFeedlyがおすすめかもしれません

RSSリーダー、使えば快適さがわかる…はず!

ここまで、私がRSSリーダーを使うことにした理由と、メリット・デメリットについてまとめてみました。

ニュースアプリ・SNS・Googleのおすすめ記事など、長らく「なんとなく」で情報収集することが多かったのですが、自分で気になるサイトを購読してチェックするようになり、自分の見たいものを優先してチェックできる快適さを強く感じています。

正直、RSSリーダーという存在を知っていても、なんか面倒くさそう…と思っていたのですが、最初の設定や購読するサイトの選定がある程度終わってしまったら、後は自分が見たいものを見るだけになるので、面倒さなんて一瞬だったといっても過言ではありません。

RSSリーダー、もっと早いうちに使っておけば良かったなとほんと思います。

スマホで手軽に情報収集が出来るようになり、SNSやGoogleなどでおすすめを見るだけになったり、情報過多になりがちな昨今ですが、あえてRSSリーダーで自分が見たいものを見る環境にするのはとっても快適です。

「あえて」のRSSリーダー、ぜひ挑戦してみては?

それでは、今回はこのへんで。

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