私は2019年7月に独自ドメインをスタードメインで取得し、2021年現在も利用し続けています。
ドメインを取得できるサービスは様々なものがありますし、最近ではWordPress等を利用するために契約するレンタルサーバーのプランにドメイン利用料がセットになっているものもありますよね。
なぜなら、スタードメインでドメインを取得すると、無料でWordPressが使える無料レンタルサーバーが特典でついてくるからです。
ドメインを取得した当時、ライブドアブログでブログを更新していた私は、WordPressが気になるものの費用がかさむことが不安でWordPressへの移行をためらっていました。
そんなあまりブログに費用をかけたくない派の私でしたが、スタードメインの無料サーバーがあったからこそWordPressにチャレンジすることができたといっても過言ではありません。
そして、無料サーバー以外にも魅力を感じたからこそ、スタードメインでドメインを取得したというのも事実。
今回は、数々あるドメイン取得サービスの中で、なぜスタードメインでドメインを取ることにしたのか。
そして、スタードメインでの無料サーバーを実際に使った時の感想と、気を付けた方がいいことについても書いていきたいと思います。
ドメインについての説明はこちらに↓
私がスタードメインを選んだ理由
ドメインが取得出来るサービスはいろいろなものがありますが、私がドメインを取得しようと決めてネットで調べたとき、スタードメインを推しているサイトは正直少なかったです。
2019年7月当時は、ドメイン契約とWordPressを使う場合のレンタルサーバーの契約は別々に行うものが主流でしたが、2021年はレンタルサーバーを契約するとドメインも追加費用無しで使えるプランもかなり増えてきましたよね。
有名どころだと、エックスサーバーやConoHa WINGは、ドメインが永年無料だったり、1年無料になったりするキャンペーンが開催されていたりします。
ドメインを取得するサービスとして有名なのは、「お名前.com」「ムームードメイン」あたりかな?と思います。
ドメインについて調べているときに利用されていたのは、↑のいずれかを利用されている場合がほとんどでしたので。
マイナー気味かもしれないスタードメインですが、あえて私がドメインを取得することにした理由を説明していきますね。
ドメイン取得・更新時の価格が他のサービスと比べてお手頃だった
ドメインの価格は変動があるので、今後他のサービスのほうが安くなる可能性もあると思われるのですが。
私がドメイン取得を検討したサービスは、スタードメインの他に、お名前.comとムームードメイン
でした。
ドメインの新規取得の価格は、キャンペーンで安くなっている場合がありますよね。
ただ、私がドメインを取得した2019年7月の時点では、取得しようと決めていた「.com」で、新規取得で大きく値引きされているサービスがありませんでした。
ドメインの費用は1年間分の料金なので、価格差があまりないといえるかもしれません。
ただ、ブログを続けていく(つもりの)以上は、更新料金はずっと払い続けることになるわけです。
1年の差額が100円でも、10年・20年と積み上がっていけば差は1,000円・2,000円と決してバカにはできない金額になっていきますよね。
私はブログを長く続けていきたいと思っていたので、更新料金を最重要視しました。
その際、更新時の費用が安くなっていたスタードメインに好感を持った感じです。
whois情報公開代行が使用可能だった
「whois情報」は、ドメインを登録した人の情報のことで、インターネット上で誰でも確認できる情報 となっています。
企業のドメインであればチェックされても特に問題はないでしょう。
ただ個人で取得したドメインの場合、自分の個人情報が誰でも丸わかりになってしまうのは困りますよね。
そこで必須なのが「whois情報公開代行」。
自分の個人情報の代わりにドメイン取得会社の情報が表示されるようになる、個人でドメインを取得する場合には必須ともいえる機能です。
今回検討していたどのドメイン取得サービスでもwhois情報公開代行は設定できそうでしたが、スタードメインも問題なくwhois情報公開代行が利用できます。
WordPress使用可の無料サーバーが使えた
スタードメインにした一番の決め手は、WordPressが使える無料サーバーが使えたことでした。
ライブドアブログ時代に独自ドメインを取得した私。
ライブドアブログからすぐに移転するつもりはなかったものの、ゆくゆくはWordPressを使いたい気持ちが強かったので、WordPressを追加費用無しで試せるスタードメインの存在は大きかったです。
同業他社となるお名前.comでもサーバーがありますが、最大2ヶ月無料ではあるものの基本有料のサーバーです。
スタードメインの特典無料サーバーの場合、お名前.comのサーバーと比較するとさすがに性能は劣りますが、無料のサーバーとしてはかなり有能なスペックとなっていました。
ざっくりまとめると以下の通り。
有料のサーバーと比べると残念なところがないわけではありません。
しかし、無料でWordPressが使えるサーバーは、広告が表示されてしまうものがほとんどですが、スタードメインの無料サーバーは広告が完全に非表示です。
さらに、WordPressの簡単インストールが可能だったり、SSL化も無料で設定できたりと、無料で使えるサーバーとしてはかなり優秀。
後の項目で説明しますが、スタードメインの会社・ネットオウル(Netowl)のレンタルサーバーである「スターサーバー」に移行するのも簡単に行えるので、WordPressに本腰を入れたくなった時を考えても便利だと感じたのも大きかったですね。
なお、スタードメインの無料サーバーとは別に、スターサーバーでも「スターサーバーフリー」というWordPressが使える無料サーバーが用意されていますが、広告がスマホで表示されたり容量も異なるため、スタードメインの無料サーバーとは別ものです。
ネットオウルのポイントが貰える
スタードメインでは、ドメインを取得・更新した際にネットオウル(運営会社)のポイントが貰えます。
ネットオウルのポイントは、残念ながらドメインの料金支払いには使えないのですが、スターサーバーを使う際の支払いに使えます。
スターサーバーを併用しないとあまり使う機会が無いものですが、スターサーバー(有料プラン)にいずれ移行するつもりであれば、サーバー代の出費を少しおさえることができますよ。
スタードメインでドメインを取得するメリットについて説明してきました。
取得・更新の費用が比較的おさえられている(2021年2月現在)ことに加えて、追加費用無しでWordPressを使うことも可能ということが大きなメリットといえそうですね。
次の項目では、2019年に実際にスタードメインの特典無料サーバーを使っていた時の感想について書いていきます。
スタードメイン特典の無料サーバーでWordPressを使った感想
サブドメインを無料サーバーにあてることはできない
サブドメインは「www.〇〇.com」のような「www.」など任意のワードがドメインの前に含まれているもののことです。
サブドメインも活用することで、1つのドメインを目的別に使い分けることが可能になっています。
スタードメインで無料サーバーを使うにあたり、ふと思いついたのが「スタードメインの無料サーバーをサブドメインで使えるようにすれば、サブブログをWordPressで作れるのでは?」ということでした。
たとえば、私のブログのメインのドメイン「midori-biyori.com」をライブドアブログやはてなブログで利用しつつ、「www.midori-biyori.com」をWordPressブログ(スタードメイン無料サーバー利用)にする…という使いかたですね。
しかし、残念ながらサブドメインではスタードメインの無料サーバーを使うことができませんでした。
スタードメインでドメインを取得して確認すると、ドメイン管理画面の下に「無料レンタルサーバーのお申し込み」というメニューが表示されています。
しかし、すでにドメイン(サブドメインではないもの)を設定して使っている場合だと、ドメイン管理画面に無料サーバーについての項目が表示されていないんですね。
最初からスタードメインでブログ(WordPress)を始める場合は問題ないと思いますが、ブログをWordPressに移転する際にスタードメインの無料サーバーを使いたい場合は、ドメインを切り替えるタイミングやドメインの種類を考えて使う必要があります。
ありがたすぎる広告完全非表示
WordPressの無料サーバーに限らず、無料で利用できるブログサービスを含めて考えても、無料でパソコン・スマホ表示の両方で広告が非表示になるブログはかなり少ないです。
一方、スタードメインの無料サーバーの場合、ドメイン代以外の費用負担無しで完全に広告が非表示になるので、とてもありがたかったですね。
WordPressでブログを運用する場合、アフィリエイトやGoogle AdSenseなどの広告を表示して収益を得る人が多いと思いますが、自分の好きな場所に広告やアフィリエイトリンクを貼れました。
ドメイン代のみでWordPressが使えるため、純粋に記事内に広告が表示されない見やすいブログを運用したい人にもおすすめできます。
表示速度は特に遅いとは感じなかった
私がスタードメインの無料サーバーでWordPressブログを更新していた時は、1日のアクセス数が多くて120PVくらいの状態、現実ほぼ2桁といった状態でした。
そのような状況では、無料サーバーだからといって表示される速度が遅いと感じるようなことはありませんでした。
もちろん、もっとアクセス数が増えた時の状態はわからないですし、有料のサーバーに比べると遅い可能性は十分あると思います。
それでも、アクセス数が毎日2桁~100弱という状態であれば、問題なく使えるのではないでしょうか。
容量が3GBしかないので要注意
基本的には問題なく使えるスタードメインの特典サーバーですが、1つ注意しておいた方がいいことがあります。
それは、容量が「3GB」しかないということです。
スターサーバーでWordPress利用可能な一番安いプラン(ライトプラン)の容量が50GBなので、3GBという数字が相当少ない容量だということが伝わるでしょうか。
ただ、私がスタードメイン無料サーバーでWordPressに移行した時、記事数は100弱ありましたがブログのデータは1GBもない状態でした。
しかし、WordPressでバックアップのプラグインを使おうとしたところ、容量が3GBを超えてしまいバックアップができない…という事態が発生しました。
バックアップはプラグインを使わない方法もありますが、画像を多く使うブログの場合でも容量をかなり使う可能性が高く、記事数が少なくても容量を圧迫してしまう可能性が早まりそうです。
WordPressでブログを始める場合は問題ないと思いますが、記事数が増えてきた時には有料サーバーに移ることも検討した方がいいと思います。
スターサーバー・有料プランに簡単に移行可能
スタードメインの無料サーバーの容量が少ない…と説明しましたが、簡単にスターサーバーの有料プランに切り替えが可能です。
スタードメインのメニューからボタン1つで有料プランに切り替えられることができるので、WordPress初心者にはハードルが高すぎるサーバー引っ越しの心配をする必要がありません。
さらにありがたいのは、スターサーバーではサーバー料金が安いプランも充実していることです。
一番低価格のエコノミープランはWordPress非対応なので除外しますが、WordPress利用可能で1番安いライトプランは12ヶ月契約で月額250円、2番めに安いスタンダードプランも
12ヶ月契約月額500円(初期費用含まず・税抜)と、かなりお手頃な価格で利用することが可能です。
スタードメインで貰えたネットオウルポイントを支払いに使えるので、さらにお得!
毎月1000円近くかかるようなサーバーをおすすめしている記事が多いですが、正直なところ月10万PVを下回るサイト(ブログ)なら、月500円のプランでも十分余裕をもって運用可能です。
無料サーバーから有料サーバーに切り替えたくなった時に、段階を踏んで少しずつプランを上げていけることがスタードメインとスターサーバーのメリットといえますね。
サポートはないので注意
スタードメインの無料サーバーは、サポートがありません。
そのため、なにかトラブルが発生した時は、自分で検索などの情報収集をして解決していくスタンスになります。
WordPress自体がブログ初心者には慣れるまで難しいサービスなので、サポートがないと不安…と思う場合は、サポートが手厚いサーバーを最初から使っておくことをおすすめしておきます。
ただ、私の場合は自力で情報収集して乗り切ることができたので、サポートの存在自体を忘れていました。笑
WordPressを試してみたいなら選択肢の1つとしてアリ
ここまで、スタードメインでドメインを取得するメリットと、スタードメイン特典の無料サーバーについて説明してきました。
スタードメインは(おそらく)知名度の高くないドメイン取得サービスではありますが、ドメイン取得の価格もそこそこ安く、特典で無料サーバーもつかえてしまう素晴らしいサービスだといえます。
特に、WordPressに興味はあるけど、続けられるか自信がない…と感じる場合には、ドメイン代金(.comなら年1000円弱)だけでWordPressブログを始められてしまいます。
そして、WordPressが合わなくてやっぱりブログサービスのブログやろう…と思ったときでも、ドメイン代が無駄にならないので、お試し用の入り口としてもおすすめです。
※ブログサービスで独自ドメインを使う場合、有料プランでないと設定できないサービスが多いです
特典サーバーにはサポートがないとはいえ、検索で調べる力があるならなんとかなるものです。
ドメイン取るならスタードメイン、チェックしてみてはいかがでしょうか?
それでは、今回はこのへんで。
※2019年9月末にスタードメインの特典サーバーから、スターサーバーのライトプランに変更しました。スターサーバーに変更した理由やメリットデメリットはこちらの記事に書いてあります↓
それでは、今回はこのへんで。
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