7月28日にWordPressに引っ越した際、スタードメインの特典無料サーバーを利用しているという記事を書きました。
実は、2ヶ月程経過した9月末に、使用するサーバーをスタードメイン特典サーバーから、有料となるスターサーバーのライトプランに変更しました。
今回は、無料のサーバーから有料のものに変更した理由や、スターサーバーのプランの説明、人によってはデメリットになるかも?という点について挙げてみたいと思います。
なお、WordPress歴2ヶ月、サーバーの事は詳しく理解出来ていない人目線の感想であるという事をご了承のうえ、読んでいただけたら幸いです。
スタードメイン特典サーバーからスターサーバーに変更した理由
スタードメイン特典サーバーは小規模ブログ的には問題なく使用はできていた
そもそも、お名前.comや、 ムームードメイン に比べると、検索していてややマイナーな存在に感じていたスタードメインで独自ドメインを取得した理由が、ドメイン取得と更新料金が両方そこそこ安定して安かった事に加えて「特典で無料のサーバーが利用できる」ということでした。
無料でWordPressが利用出来るサーバーは、今回説明するスターサーバー(スタードメイン特典サーバーとは別です)以外にもいくつかありますが、自動で広告が入ってしまったり、性能面でも厳しく感じるものが多いです。
その中でもスタードメイン特典サーバーは、サーバー側からの広告が一切入らない仕様のうえ、SSL(URLがhttpsで始まる、鍵マークが表示されるあれ)設定が無料で利用可能、そしてオールSSDで高速(らしい)という、いわゆるおまけのサーバーとしてはかなりの高性能だと思います。
実際に利用していて、処理速度の遅さは特に感じなかったですし、月間アクセス数が4桁になるかどうか位の状態の当ブロクでは、特に能力不足は感じていませんでした。
プラグインでのバックアップで容量不足に
WordPressを始めた以上、いつかは有料サーバーへの利用を検討しなくては…とは思っていましたが、半年くらいはこの特典サーバーでいける!と考えていました。
しかし、いつ何が起きてもいいようにデータのバックアップを残しておこうと考えた時に、特典サーバーの限界を感じたのです。
この使用していた特典サーバーが…というよりも、スターサーバー自体がバックアップのサービスが無いため、自力でのバックアップが必要になります。
自分で必要なファイルを探して、バックアップする事が出来るようでしたが、知識が無く不安な上に、自動でバックアップ出来る機能があれば便利だと考え、バックアップのプラグインを利用しようと思いました。
調べたところ、Googleドライブにバックアップデータを保存できるプラグイン(updraftplus)が見つかり、これならサーバーの容量を気にせずバックアップ出来る!と思っていたのですが。
このプラグインのバックアップは、一旦サーバーの方にバックアップファイルを作成し、それからGoogleドライブに保存する事ができる仕組みでした。
そのため、最初にサーバーへバックアップファイルを作成する段階で、サーバーの容量不足でエラーが発生し、バックアップファイルを作成することが出来ませんでした。
このバックアップファイル作成を試みた当時は、ブログの画像を圧縮して貼る…等の容量節約の知識が無かった事も大きいです。
始めたばかりのブログであったり、画像を最低限しか使用しないようなブログであれば、特典サーバー容量の3GBで充分バックアップファイルを作成出来ると思います。
ただ私の場合、できれば一回だけバックアップを取るのではなく、数回分はバックアップファイルを残しておきたいと考えていたので、3GBという容量では限界を感じるようになり、容量が多い有料サーバーへの移行を検討するようになりました。
スターサーバーのプランがお手頃でちょうど良かった
有料サーバーというと、検索で調べた時によく見かけたのは、エックスサーバーと、ロリポップでした。
エックスサーバーは、アクセス数のとても多いブログで利用されている印象が強く、サーバーの知識がほぼ無かった私でも高性能だということは理解したのですが、一番安いプランで月ほぼ1,000円(36ヶ月契約で月900円)という価格で、やはり敷居が高め。
一方ロリポップは、価格帯はスターサーバーとほぼ同じでしたが、ロリポップ系列のドメイン取得サービスであるムームードメインを選ばなかった時点で、やはりスターサーバーでいいかな…と。
スターサーバーのプランは後ほど詳しく説明しますが、WordPressが使用できるプランで一番安いものが12ヶ月契約で月250円で使用が可能で、その次に安いプランも12ヶ月で月500円となっていて、ブログの状況により段階を踏んで上のプランにしていけることが魅力的でした。
有料サーバーへの移行が簡単だったから
まだ軽く検索してみたくらいの知識しかありませんが、サーバーの引っ越しはそれなりに大変な作業なようです。(サーバーによっては、引っ越し作業代行サービスがあります)
さすがに7月にライブドアブログ→WordPressの引っ越しでなかなかの地獄を見た私としては、2ヶ月あまりでまたしんどい手続きや作業をこなす気力がありませんでした。
そんな中、スタードメイン特典サーバーからスターサーバー有料プランへの移行は、スタードメインのドメイン管理画ツールの中に「有料プランへ切替」というボタンが表示されているので、そこから手続きするだけです。
手続き、支払いを済ませてしばらくすると、自動的に有料サーバーから接続した状態になりました。
移行手続きがほぼゼロなのは、WordPress初心者には大変有り難かったです。
2019年9月末までなら初期費用無料だったから
9月末に有料サーバーへ変更したのは、当時初期費用1500円が無料になるキャンペーンをしていたからというのが、とても大きかったです。
10月中は、月額料金が一ヶ月無料というキャンペーンを開催中ですが、私のような月250円のプランだとあまり恩恵を受けられない感じだったので、9月中に申し込んでおいて良かったです。
スタードメインからの有料プラン申込みは、アフィリエイトサイト等からのキャッシュバックは対象外となりますが、今回のようなキャンペーンは対象になるので、キャンペーンの内容を確認した上で利用すると、よりお得に利用できます。
以上の理由から、9月末というタイミングで、スターサーバー有料プランへ移行しました。
次は、簡単にスターサーバーの料金プランについて説明します。
スターサーバーの料金プラン
スターサーバーの料金プランは5段階となっています。
一番安いプランとなっているエコノミープランは、WordPressが使用できないため、WordPress利用可能で一番安いプランは2番目に安いプランであるライトプランとなります。私が現在使用しているプランもこのライトプランです。
このライトプランの月額料金が200円~となっていますが、これは一番月額料金が安くなる36ヶ月契約の金額となります。
この画像の表にありますが、契約期間が長くなれば長いほど月額料金が安くなる仕組みです。
おそらく一番契約期間で選ぶ人が多いであろう12ヶ月契約であれば、月額250円(税抜)です。初めて契約する場合は、初期設定費用として1,500円(税抜)も必要となります。
なお、このライトプランの上のプランとなるスタンダードプランでは、12ヶ月契約の場合月額500円(税抜)です。(初期設定費用はライトプランと同額)
ライトプランはMySQLが1個ですが、スタンダードプランになるとMySQLが20個になるので、WordPressで複数のブログを運営する場合はスタンダードプラン以上にした方が良いです。
プランは即時上のプランに変更可能
急激なアクセス増加などで、契約したプランでは心もとない…という状況もあるかもしれませんが、スターサーバーではいつでもプランを上のものに変更することが可能です。
まだ私は試していませんが、スタードメイン特典サーバーからライトプランにすんなり移行できた時と同様に、手続き完了後わりとすぐに反映されるのではないかと思います。
ライトプランの現時点での感想と、特典サーバーとの比較
まだ一ヶ月しか経ってないですし、スタードメイン特典サーバーが優秀だったということもあるのですが、さすがに明らかに処理能力が上がった!という感じはないです。
ただ、色々と画像や広告を貼るようになり、特典サーバーだと少し表示がもたつくのが気になる時がありましたが、ライトプランではそこまで気にならなくなりました。
エックスサーバー等の高性能なものと比較すると、性能面で落ちる部分はあるのかもしれませんが、月250円で大きな問題もなく使用できているので、充分ではないかと思います。
今後アクセス増などで転送量に不安を感じても、すぐにプランをアップグレード出来ますし、500円、1000円と段階を踏んで徐々にプランを上げていける安心感は大きいです。
ここまで、スターサーバーにした理由や、料金プランについてざっくり説明してきましたが、これは人によっては気になるかも…という点についても挙げていきます。
スターサーバーで気になる点
転送量がわかりづらい
サーバーを選ぶ際は、転送量が大事です。転送量を超えるアクセスがあるとデータの転送に制限が発生してしまい、最悪ブログが表示不可能になる…という事態になるのだそうです。
スターサーバーの料金プランの画像を貼りましたが、よく見るとこの転送量の数値が表示されていないのです。
他のサーバーですと、大抵はプランの詳細を確認すると転送量の記載があるのですが。
スターサーバーの転送量の目安は、スターサーバー公式の「サポート」→「よくある質問」からいずれかのプランを選ぶと、転送量の質問があり、そこから確認が出来ます。
転送量は以下の数値となります。(WordPress対象外のエコノミーとビジネスは割愛しています)
- ライトプラン…月15,000GB(500GB/日)
- スタンダードプラン…月21,000GB(700GB/日)
- プレミアムプラン …月24,000GB(800GB/日)
スターサーバー管理画面のアクセス解析から転送量を確認することができますが、当ブログだと1.8万ページビューで約3.8GB(月)の転送量となっています。
そのため、ライトプランでもよほどアクセスの多いブログでない限りは、転送量に余裕はある状態となるはずです。
スターサーバーの場合、転送量の数値はあくまで目安となっていて、この数値を超えたからといって、すぐに制限がかかることはないと説明があります。
著しく超過したり、長時間にわたって超過した状態が続いている時に制限がかかる可能性があるとのこと。
なので、数値が少ないからといって、よほど大量のアクセスが発生しているブログでも無い限りは恐れることは無いのではないかと思います。
電話サポートが無い
サーバーによっては電話でのサポート対応をしているところがありますが、スターサーバーには電話サポートはありません。
メールでのサポートはありますし、スターサーバー公式のホームページ内にQ&A掲示板というものがあるので、ユーザー同士でトラブルを解決する…なんて仕組みもあったりはします。
個人的には、ここまで電話でのサポートを必要と感じる場面は無かったので、無くても問題ないのですが、緊急で知りたいことやトラブルが発生した時にはデメリットになりますね。
プランはいつでも上げられるが、下げることは不可能
プラン説明の際に、いつでもプランを上のものに変更することができる…と書きましたが、一度上げたプランはダウングレードする事が出来ません。
サーバーにより、ダウングレードも対応してもらえるところがありますが、スターサーバーは残念ながらアップグレードのみの一方通行です。
そのため、ここ最近アクセスが増えてるから、今月だけ上のプランにしておこう…といった臨機応変にプランを変更する使い方はできません。
サーバー側でのバックアップに対応していない
スターサーバーにはバックアップ機能がありません。
その為、バックアップを取りたい場合は、バックアップのプラグインを利用するか、自分でファイルをバックアップする作業が必要になります。
最初は、この点がものすごくデメリットだと感じていたのですが、ゆくゆく他のサーバーのバックアップ機能について調べてみると、バックアップ自体は無料で対応していても、バックアップしたデータを復元した時に費用がかかるものがほとんどでした。
そのため、バックアップに対応したサーバーであっても、結局は自分でバックアップを取ることになると思います。プラグインを使用すればバックアップ自体は特に難しいこともありません。
なので、この点について現在は特にデメリットとは感じていません。
低価格帯のサーバーとしてはかなりおすすめ
スターサーバーのデメリットについても説明しましたが、月300円でお釣りが来る金額で利用できているとは思えないくらい、大きな問題も不満も無く使えています。
低価格帯で利用できるサーバーとしては表示速度もそこそこ速いのではないかと思いますし、現時点では心からスターサーバーにしてみて良かったです。
ブログを立ち上げた目的が、生計を立てる!とか、高額収入を目指したのであれば、他の高性能なサーバーで最初から始めた方が良いのでしょう。
ただ、WordPressを始めようとする方の中には、あくまで趣味ブログの延長線上でちょっとお小遣い稼ぎをしてみたい!とか、純粋にWordPressはどんなものか試してみたい…という方もいるのではないでしょうか。
ブログが上手くいくかどうかもわからない状態で、いきなり毎月サーバー代に1,000円以上の金額を支払うことに抵抗を感じるのは不思議なことではありません。
そんな方には、スターサーバーの月250円(税抜・12ヶ月契約の場合)というお小遣いレベルの金額からレンタルサーバーデビューしてみるのもいいのではないでしょうか?
スターサーバーはプラン申し込み後2週間は無料で利用(お試しのみ利用OK)できますし、月額は少し高くなりますが契約期間も3ヶ月から契約可能となっているので、始めるハードルは低めとなっています。
スターサーバーは低価格でも問題なく利用できるサーバーですので、サーバーの利用を考える際には、ぜひ選択肢の一つに入れてみて下さいね。
それでは、今回はこのへんで。
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