2021年にハマったスマホゲームの1つが「金色のコルダ・スターライトオーケストラ(以下スタオケ)」でした。
過去作の一部しかプレイできていなかったものの「金色のコルダ」の世界を再び楽しめるということでテンションも上がり、大好きなキャラクター(推し)も見つかり、一時期はかなりスタオケ沼にどっぷりつかっていました。
しかし、いろいろ思うことがあってスタオケのプレイを止めることにし、さらにアンインストールしてしまいました。
楽しんだコンテンツだったスタオケから、なぜ離れてしまったのか。
今回は、スタオケのプレイを止め、離れてしまった理由を「あえて」書き残しておきます。
元プレイヤーのただのぼやきですが、よろしければお付き合いください。
※スタオケを詳しく知りたい場合は、ハマり始めの頃にアップしたスタオケ紹介記事をご覧ください↓
私がスタオケから離れた理由
あらためて振り返ると、スタオケは急激に熱が盛りあがり、あっという間に熱がしぼんでしまった…という極端な感じのスマホゲームでした。
ここまで、極端に熱が冷めてしまったのには理由がありまして。
1つずつ説明していきます。
女性キャラの露骨な優遇→女性キャラにアレルギー反応発症
主人公ではない、ある女性キャラクターの扱いへの疑問が、スタオケへの大きな不満を持つきっかけでした。
この女性キャラは、主人公のオーケストラメンバーとして途中加入するキャラクターなのですが、このキャラのカードはメンバー加入時にもらえる最低レアのカードのみで当初はガチャも対象外となっていました。
この女性キャラはもともと嫌いではなかったですし、むしろどちらかといえば好きの部類に入るくらいでした。
その女性キャラへのイメージが大きく変わったのは、2021年8月のスタオケ・ハーフアニバーサリー直後のイベントが彼女単独だったという状況でした。
それまでのイベントは複数の男性キャラのカードが登場(特効ガチャ・報酬カード)する、さまざまなキャラが登場するものでしたが、キャラクター単独のイベントはこの女性キャラで初の実装、さらに特効ガチャも女性キャラのカード3種類という謎の優遇。
そしてイベントのバナーには「禁断」という百合展開を匂わせる文字が。
なぜコルダで百合的な展開のイベントを見なくてはいけないのか、プレイ人口が増える可能性の高いハーフアニバーサリー直後のイベントが、なぜ人を選びそうなこのイベントなのか。
頭に?マークが浮かび始めました。
メインストーリーでの女性キャラと会話する場面でも、百合を匂わせる選択肢があったことは確かでしたが、選択肢の1つなのと、イベントで全力で展開されるのとは話が違う。
この女性キャラには熱心なファンがいるようだというのはSNSでスタオケのことをチェックするたびに薄々気がついてはいましたが、このファン層に媚びているのかというレベルの謎の女性キャラのごり押しに感じてしまいました。
このイベントが終われば女性キャラも通常の扱いに戻ると思っていたのですが、次のイベントでも特効ガチャに女性キャラのカードが混ざってくるという厚遇ぶり。
ハーフアニバーサリーまでは好きな方だと思っていた女性キャラは、いつの間にかアレルギー反応を感じてしまう地雷キャラクターに変わってしまいました。
男性キャラとは進まない恋愛的な展開
ハーフアニバーサリー直後のイベントで女性キャラと親密になれた(らしい)一方で、男性キャラとの関係が進展していくはずのキャラストーリーの更新は来ない状態が続いていました。
キャラストーリーの展開は個人的にはスタオケで重要な要素だと思っているので、あまりにもスローペースな気がして。
私の推しは、4話までキャラストーリーが実装されていたのですが、3話まではかなりあっさり、4話で微糖な展開が来たくらいの状態。
ただただ宙ぶらりんな感じが続いている印象でした。
早くドロ甘展開を!などとは言いませんが、小出しに進展させるのであれば、なおさら更新ペースの間隔はあまり開けないでほしいと思いました。
微妙すぎたメインストーリー第1部の終わり方
2021年9月にメインストーリー第1部が完結しましたが、正直微妙な感じで終わったなというのが第一印象でした。
メンバー集めに奔走した1~8章までは楽しめる展開も多かったし意外な展開もあったりして、個人的には大きな不満はなかったです。
しかし問題は最終章となる9章。
気付いたらコンクールの本選になっていて、ライバルオケの主要メンバーがアクシデント発生→結果棚ぼた的にスタオケ優勝…というスタオケの実力がよくわからないままコンクールに優勝していた状態でした。
8章まで基本的にメンバーを集めるために各地方に行っていたスタオケメンバーが、唐突にコンクールに向けて頑張りはじめて、しかもすぐに本選。
メンバー探しを頑張っていることが活動の中心に見えていた主人公も、オーケストラに向き合う描写が圧倒的に不足している印象です。
頑張り方が中途半端に見えている状況下にも関わらず、オーケストラメンバーからの相次ぐ主人公絶賛には違和感しかなくて、どんどん距離感が広がっていきました。
コンクール直前のクリスマスには好きな男性キャラと二人で過ごせる展開になるのですが、コンクール前なんだからそこはもっとコンクールに集中してくれよ…という気持ちが勝ってしまい、あまりテンションを上げられなかったのも大きかったかもしれません。
運営的には、コルダらしさを投入するための一大イベントのつもりだったのかな?とは思うのですが、タイミングがう~ん…となってしまって。
スタオケはストーリーの良さが魅力だと心から思っていましたし、もっとオーケストラメンバーとして切磋琢磨する姿が見られると信じていたのに、結果としてはいつの間にかコンクールに優勝していて、第1部が終わっていました。
さらに、置いてけぼりな気持ちのまま終了してポカーン状態なところにで、張り切って作ったと思われる「2022年春にグランツ編公開」という9章の本選で争ったライバルオケ編の予告動画が流れてきました。
グランツ編がメインストーリーなのか、イベントなのかはわかりません。
2022年春までメインストーリーの展開がないのかもわかりません。
ただただ率直に、ライバルのオーケストラの展開よりも書き足さないといけないものがあるでしょ…というのが最初の感想でした。
ここまでスタオケの売りだと信じていたストーリーに温度差を感じることになるとは思ってなくて、ショックでした。
SNSでの空気感が合わなすぎた
イベント・キャラクター・ストーリーの展開でスタオケについていけない…と感じはじめた私にとどめを刺したのが、SNSの存在でした。
スタオケを遊んでるフォロワーがかなり少なかったので、自ら検索してしまったのも良くなかったな…と今では思いますが。
女性キャラ単独イベントについてのユーザーの感想を検索で調べてみても、ポジティブな感想しか出てこなくて、合わないと感じた自分が少数派かも…と絶望しました。
ネガティブな感想は検索避けの単語を使って発信してる可能性が高いとか、鍵アカウントや別の場所で発信しているのかもしれません。
ただ、他のコンテンツでは否定的な感想ももう少しは目にするのに、ごくわずかしか出てこない状態。
どう考えても、「否」の方の意見が多いとは全く思えなくて。
自分の気持ちとSNSの空気感が違いすぎていて、より一層しんどさが増してしまった感はあります。
さらに、スタオケ公式の絵師さんが定期的にスタオケのイラストをSNSに非公式なものとしてアップされているのですが、女性キャラ単独イベント時に不快なイラストをアップしているのを目にしてしまいまして。
不快だけでは伝わらないと思うので簡単に説明すると、主人公+女性キャラの二人絵で主人公に謎のキ○マークがついている…というものでした。
心から視界に入れてしまったことを後悔しましたね。
…そもそも、二次創作イラストならともかく、なぜ公式の絵師さんのイラスト(非公式扱いとはいえ)にショックを受けなきゃいけないんだという話なんですが。
この時以降、公式絵師さんのアカウントは見ないようにしていますが、正直公式側にいる方の私情たっぷりなイラストはやめてほしいと思ってしまいました。
端末(スマホ)との相性の悪さ
ストーリーやイベントの展開、SNSの雰囲気の合わなさがスタオケから心が離れた一番の理由でしたが、もともと端末とスタオケの相性が良くなかったということも大きかったです。
スタオケを始めた頃からプレイ途中に画面がフリーズする現象が多発していたのですが、ゲームを先に進めたい気持ちが強かったですし、再度立ち上げればプレイできるので、気にはなりつつもAndroidのミドルスペックなスマホの問題だと割り切っていました。
ただ、割り切ることができたのは、スタオケが楽しいと思えていたから。
心が折れた状態では繰り返すフリーズ現象にむなしさが強くなる一方で、スタオケをやめる決定打となりました。
公式との「解釈違い」問題
ここまで、私がスタオケから離れることにした理由について書いてきました。
ぼやきがちな私ではありますが、ここしばらく特定のスマホゲームの愚痴について記事をアップすることはなかったのです。
ただ、このスタオケはハーフアニバーサリーからの展開がことごとく私の望む展開と違いすぎていて、ぼやかずにはいられず。
ちょっと予想の斜め上とか、なにこの展開…と思うことはよくあるけれど、「ことごとく違う」というのはあまり経験のないことでした。
心から思うのは、スタオケは「金色のコルダ」という冠があるからスタオケを始めたのに、スタオケに私が思っていた金色のコルダらしさを感じなくなってしまったということ。
そして、金色のコルダらしさを失ってしまったスタオケに、興味を持ち続けるのは難しいということです。
私がスタオケに求めていたのは、主人公を含めたメンバー全員でオーケストラを頑張りながらも、男性キャラとの恋愛が少しずつ進展していく要素でした。
女性キャラと親密になりたくてスタオケをやりたかったわけじゃないし、男性キャラのコンビ仲だけ(※男性キャラ同士の交流そのものではない)で盛りあがりたいわけでもありません。
そして何より、音楽を通してさまざまなキャラと友好を深めたり親密になったりする…というコルダの真髄的なものが、スタオケでは軽く扱われているようにしか見えてこなかったのが残念でした。
おそらく、乙女ゲームを好む層や音楽(オーケストラ)に関心のある層以外の、多くのプレイヤーにも遊んでもらいたいと思っての展開なんだとは思うんです。
それなら、金色のコルダの看板を掲げないで、単独のゲームとして出して欲しかったというのが正直な気持ちなんですよね。
ただ、私はコルダの全てを知っている人間ではないですし、私が思うコルダはスタオケ公式(コルダ公式)が考えるコルダとは違うのかもしれません。
簡単にいえば、スタオケ公式と私の「解釈違い」なんだなと思います。
そして、公式との解釈違いの溝が埋まらない以上、こちらが離れるしかないんだなと思いました。
魅力的なキャラクターもいたし、盛り上がれたイベントもあったし、ストーリーが面白いと心から思えていた時は確かにあったので、どうして調理方法おかしくなってしまったんだろう…という気持ちでいっぱいなんですが。
素材ではなく調理方法に不満があるわけなので、この先の展開次第では手のひら返しといわんばかりにスタオケ熱が再燃する可能性もあるかもしれません。
ただ、解釈違いが過ぎる現状では、過去の思い出エリアにスタオケを移行させることにします。
そして、いつか冷静な気持ちに戻れる時が来たら、コルダの過去作を穏やかに楽しめたらいいかなと思っています。
ひたすらぼやき続けましたが、ここまで見てくださった方がいたら、お付き合いいただきありがとうございました。
それでは、今回はこのへんで。