【刀剣乱舞歌舞伎・感想②】大千秋楽を見逃し配信で視聴!配信感想とカーテンコールのこと

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【刀剣乱舞歌舞伎・感想②】大千秋楽を見逃し配信で視聴!配信感想とカーテンコールのこと

2023年7月に上演された「新作歌舞伎・刀剣乱舞『月刀剣縁桐(つきのつるぎえにしのきりのは) 』」。

ご縁があり、7月下旬に新橋演舞場にて観劇することが出来まして、その際の感想については以前に記事をアップしています。

観劇してテンションの高まりが収まらなかった私は、もう一度とうらぶ歌舞伎を満喫したさが止まらず、千秋楽公演の配信を視聴することにしました。

https://www.dmm.com/digital/stage/-/theater/=/name=kabuki-toukenranbu/ より

12時の公演は、舞台全体が見える固定アングル、大千秋楽となる16時半の公演はアングルが切り替わるタイプと区別があったため、大千秋楽公演を視聴しています。

さらに、ライブ配信と見逃し配信がセットになっていたので、時間が合えばリアルタイムで視聴できるライブ配信で楽しみたかったのですが、残念ながら都合がつかず、配信期限ギリギリの7月30日から31日にかけて見逃し配信を視聴することになりました。

配信で視聴しても、現地で良かったと思う場面は変わらず良かったと思いましたし、配信の感想はてがろぐやSNS各所で色々つぶやいたので満足したつもりだったのですが、配信視聴で更に高まってしまった熱量を発散するにはブログしかねぇな(言葉遣い)という気持ちが強くなってしまいました。笑

そこで、今回はとうらぶ歌舞伎感想・おかわり編と称して(?)、とうらぶ歌舞伎の配信を観ていて思ったことや気付いたこと、そして大千秋楽の(主にカーテンコール)感想について書いていこうと思います。

なお、現時点(2023年8月1日)で自分の記憶を頼りに書く形となりますので、ところどころおかしい部分があるかもしれませんが、お許し頂ければ幸いです。

この記事内ではとうらぶ歌舞伎のあらすじについては触れていませんが、特定の場面・カーテンコールについて語りますので、気になる方は見るのをお控えください。

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とうらぶ歌舞伎、見逃し配信視聴の感想

スイッチング映像、最高でした

私が新橋演舞場で観劇したのは、2階席右側の前から2列目の席でした。

新橋演舞場・とうらぶ歌舞伎上演前の2階席右側の様子
上演前に客席から撮影したもの。客席はぼかしを入れています

一番気にしていた前の列の人の頭が邪魔で舞台が見づらい問題は、予想以上に段差がありほとんど気にならない状態だったですし、花道もほぼほぼクリアに見える状態でした。

しかし、舞台右側が一部見切れてしまっていた(↑の画像で隠れている部分が見切れています。ただし右上部に、舞台右側が映るモニターが設置されていました)のと、純粋に舞台から遠いので全体を眺めるには最適だけれど、役者さんの表情を見ることはほぼ不可能という感じで。

チケットを購入する際に覚悟はしていたものの、いざ観劇が終わるともっと近くで観たかったという思いもあったのが本音。

そんな私の願いを叶えるかのような存在が、大千秋楽公演配信のスイッチング映像

基本的に役者さんの表情がはっきり見える状態でアングルが切り替わっていくので、現地観劇でこういう状態なのかな?とぼんやりしていた記憶を見事に補完してくれました。

特に三日月宗近の、時々見せる悲しげな表情は心打たれるものがありましたね。

表情だけではなく、足利義輝が病で床に伏せている時に左目の周りがおかしくなっていたり、花道で咳き込むシーンで扇子に血のようなものが付いていることに義輝自身が気付いている素振りを見せていたりと、観劇した時点では全く気付けていないこともあり、大まかな展開を把握して視聴しているはずなのに、新鮮な驚きがたくさん。

極上の席で大千秋楽を観られているような、ただただ幸せな気分でした。

好きな役者さんを見つけてしまった(かもしれない)の巻

現地観劇で、2階席からでも余裕でわかる尾上松也さんの華やかさとか、実力のある方だと知らなかったために終始驚きっぱなしだった尾上右近さんをはじめ(本当は一人ずつ感想を述べたいところですが、記事がトンデモ長文になってしまうので、なくなく割愛です…涙)、みんな凄いな~そして素敵だな~と思っていたのですが、配信視聴で新たに素敵だな…と思える方を見つけてしまいました。

その方は、異界の翁(果心居士)を演じていらっしゃった澤村國矢さん

正直、現地で観劇していた時はストーリー展開に没入していたため、異界の翁(果心居士)は将軍を苦しめる悪い人(人??)という感情が先に来ていたのですが、配信視聴で精神的に余裕のある状態で観ていたら、あら、なんだか素敵な方が演じていたのね?と印象が大きく変わってしまいました。

刀剣男士のような華やかさはない役ですが、渋さと確かな実力がとうらぶ歌舞伎の舞台を支えているんだなと(誰目線)。

どうしても刀剣男士たちに目が向きがちなカーテンコールで、ひそやかに手を振ったり微笑んだりされているお姿に、今から現地に飛んで手を振りに行ってもいいですか?などというアホなことを考えてしまった中年女性がここに(恥)。
ええ、見逃し配信なので今から現地に行っても手遅れなのですけれども。

澤村國矢さんのことを調べてみたところ、尾上松也さんの自主公演に正式メンバーとして毎回参加されていたり、中村獅童さんや初音ミクが出演した「超歌舞伎」にも出演されていたとのこと。

歌舞伎自体の知識に乏しい状態ではありますが、今後も澤村さんのことを色々知りたいな…と思っているところです。

いやはや、現地観劇での感想ではあっさり触れているだけの異界の翁を、こんなに熱心に観ることになるとは…我ながら驚きです。

新たに大好きになった場面

もともとどの場面も好きではあるのですけれど、配信で観ていてより一層好きになった場面があります。

それは、冒頭(序幕?)の刀としての三日月宗近が誕生する場面

現地で観た時は、いよいよとうらぶ歌舞伎が始まったぞ!という平常心から180度遠いところにいたのと、2階席からの観劇ということで誰が舞台にいるのか判別できていなくて全体的にフワフワしていたんですよね。

真ん中にいるのは尾上松也さんかな?と思ってはいましたが、この場面の直後に三日月宗近が登場するので、あれ?違う人だったのかな?という状態でして。

いざ配信で確認してみると、真ん中にいらっしゃったのは間違いなく尾上松也さんでした。

主役・三日月宗近として舞台に出づっぱりになる松也さんが、三日月宗近として存在しないのはこの場面のみ。

古典歌舞伎にこのような場面があるのかはわからないのですが、歌舞伎の演目を楽しめているような気分が味わえるのと、尾上松也さんの歌舞伎を観ているのだという気持ちが強く感じられるのが好きな理由なのかな?と思っています。

そして、尾上松也さんの両隣に役者さんがいらっしゃって、三人で刀を作り上げていく(解釈違いだったらごめんなさい)のですが、よく見ると、異界の翁&嫗役の澤村國矢さんと市川蔦之助さんが演じていらっしゃいました。

現地観劇ではそもそも情報ゼロの状態。
配信視聴1度目は尾上松也さんを確認するのが精一杯(この時点で異界の翁&嫗の方を認識出来ていないので仕方なし)。
配信2度目(現地観劇を含めると3度目)にしてようやく気付くことが出来たのですが、気付いた瞬間は驚きのあまり家の中で変な声を出してしまいました。笑

劇中では刀剣男士と対立する役どころの異界の翁&嫗が、共同作業している面白さと、異界の嫗役(女形)の市川蔦之助さんが、ここでは男性として登場されているのが面白いなと思っています。

正直、冒頭の場面をひたすら延々とループ視聴するのは余裕でいけますね。
もう出来ないけど…泣

大千秋楽のカーテンコール

私が観た見逃し配信が大千秋楽でしたので、大千秋楽のカーテンコールについても記憶の限りですが振り返っておきます

私が観劇した時のカーテンコールは、出演者挨拶→一度幕が下りる→再度幕が上がる→写真撮影&SNS投稿OKの撮影(声かけ)タイム…という流れだったのですが、大千秋楽は再度幕が上がった後に即撮影タイムとはならず、主演・共同演出の尾上松也さんによる挨拶の時間がありました。

出演者・楽器隊・共同演出の尾上菊之丞さん(客席に菊之丞さんがおられ、挨拶する一幕も)・スタッフ・観客へのお礼の挨拶がありましたが、ゆったりした口調の三日月宗近とは打って変わって駆け足早口気味のいつもの尾上松也さん感があって、ギャップが面白かったです。

挨拶が終わると、撮影(声かけ)タイムになりましたが、時間差で花道に行った髭切と膝丸を残して幕が降りてしまうという展開に。笑

残された髭切と膝丸が「歌舞伎丸を追い出されてしまった」「1000年以上刀やってるけど、これはつらい」というようなやり取りをしていて(大体の内容なので細かい話し言葉は違います)、やっぱりこの二人可愛いな~と思いを新たにしましたね。

もちろん大千秋楽にこのまま終わるはずもなく。

再び幕が上がり、再度撮影タイムがスタートすると、配信では舞台と花道しか確認できなかったため詳細不明ですが、2階席・3階席に刀剣男士が挨拶に行っていたみたいですね。

1階席のお客さんが明らかに上の方を見上げていたので、何かが起きてるんだろうな…という状態でした。

さきほど幕の前で取り残されていた髭切と膝丸がなかなか舞台に戻ってこなくて、三日月さんに「早く戻って!」と急かされていたのが、なんともおかしかったです。

ようやく髭切と膝丸が舞台に戻り、いよいよ終幕…かと思いきや、小狐丸役の尾上右近さんから、舞台上で尾上松也さんにケーキをプレゼントするというサプライズが。

本当に知らなかったようで、ちょっとオロオロする松也さんが可愛かったです。笑

尾上右近さんとして尾上松也さんに挨拶があり「松也さんがいつも皆にありがとうと言っているけど、あまり皆からありがとうと言われていないのでこのタイミングでお礼を、そして苦しむ姿も見てきた中無事に初演出の公演が千秋楽を迎えたので、この日を絶対に忘れないでほしい(概要)」という旨の話をされ、右近さんからの声かけで観客からも尾上松也さんに「ありがとう」を伝える場面となりました。

尾上右近さんの素晴らしい後輩ぶり、そして右近さんにハグをする尾上松也さん、どちらもほんと素敵だわ…と思いました。
いや~、いいものを見させて頂きました。

そして、いよいよ幕が下りると、千秋楽限定で刀剣男士たちによるメッセージが流れ「また歌舞伎の刀剣乱舞に会えるかも?」と思わせてくれる内容で、最後まで残っていた観客の熱い拍手や歓声がすべての答えだな…と思ってテレビを眺めていました。

最後の最後まで配信で大千秋楽の様子を見ることが出来て、とっても幸せでした。

高ぶる感情、そして虚無感へ…

ここまで、とうらぶ歌舞伎(刀剣乱舞歌舞伎)の大千秋楽を見逃し配信で視聴しての感想について語ってきました。

現地観劇後に書いたとうらぶ歌舞伎感想記事で、ある程度書きたいと思ったことは書けたぞ!と思っていたのですが、配信であらためてとうらぶ歌舞伎を観ていたら、まだまだ書き足りてなかったんだと思いました。笑

結果として、通常の日程で2階席から観劇&大千秋楽をスイッチング映像でがっつり視聴する…という組み合わせでとうらぶ歌舞伎を堪能できたことは、1粒で2度おいしい…どころか100度かそれ以上おいしかったと思うので、とてもいい経験が出来たのだなと実感しているところです。

ただ、2023年8月1日になり、見逃し配信の視聴期間が終了してしまったので、もう一度とうらぶ歌舞伎を観たいと思っても現状では自分の中の記憶を辿ることしかできず、まさに「とうかぶロス」に襲われているところです。

円盤が出てくれれば絶対に買うのですが、歌舞伎の円盤はあまり存じ上げないので、出ない可能性も十二分にある…というのがロス感をより一層強くさせている気がします。

歌舞伎に挑戦していく方向へ進むのか、刀剣乱舞というコンテンツを楽しむ方向へ進むのか、自分でもまだわからない状況ではありますが、まずは目の前の楽しめそうなことを楽しみつつ、いつか刀剣乱舞の歌舞伎がどんな形であれ再び楽しむことができればいいと考えています。

次にとうらぶ歌舞伎を観る機会があったら、絶対に1階席から観るぞ…!

今回もなかなかに長文気味の記事となってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

それでは、今回はこのへんで。

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