2021年10月6日、「アイドルマスターSideM(エムマス)」の新作スマホ向けリズムゲームとなる「アイドルマスター SideM GROWING STARS」ことサイスタ(公式による略称)がリリースされました。
私自身はアイドルマスターSideMは数年前にハマっていたことがあるものの、ここ2年ほど離れていた状態でした。
しかし、サイスタのリリースをきっかけに、再びアイドルマスターSideMの沼にどっぷりつかりはじめていますw
まだサイスタをプレイし始めて10日ほどといった状況ではありますが、サイスタをプレイしてみての感想を書いておこうと思います。
久しぶりに触れたSideMのアイドル達はやっぱり魅力的で、ぜひ多くの人にサイスタを知って欲しい!と思ったら記事を書かずにはいられなくなってしまいましたw
アイドルマスター自体には詳しくないうえに、出戻って間もないSideM出戻り勢の感想ではありますが、少しでもサイスタの魅力が伝われば幸いです。
それでは、早速本題に入りますね。
※サイスタ初心者さん向けの記事をアップしました。サイスタの仕組みを知りたい方はどうぞ↓
アイドルマスターSideM GROWING STARS(サイスタ)、配信開始
そもそも…アイドルマスターSideMとは
もしかしたらこの記事を見ている方でアイドルマスターSideMをご存知ではない方もいるかもしれないので、ざっくり説明しておきます。
「アイドルマスターSideM(サイドエム)」通称・エムマスは、女の子アイドルが多数登場するコンテンツでおなじみの「IDOLM@STER(アイドルマスター)」シリーズの中では異色ともいえる、男性アイドルが多数登場するコンテンツです。
サイスタで新たにユニットが1つ追加されているのですが、追加されたユニットを含めると全部で16のユニットがあり、全49名のアイドルが登場します。
男性アイドルが登場するコンテンツの中では人数は多い方かと。
↑のリンクはモバゲー版SideMのものですが、SideMには「理由(ワケ)あってアイドル」というキャッチコピーがあります。
もともとアイドル活動していたり高校生などの王道なキャラクターもいるのですが、アイドルへの転職組がかなり多く、「アイドル」と一言でいっても年齢層が10歳未満から30代とかなり幅広い状態となっていて、年齢だけでなくかなり個性的なメンバー揃いなのが大きなSideMの特徴となっています。
例えば、メインキャラの一人である天道輝(てんどうてる)は、元弁護士の28歳で、アゴにちょこっとヒゲがある…という他のアイドルものではあまり見かけない設定。
アイドルものとしてはちょっと変わった立ち位置ではありますが、そのちょっと変わっている世界線こそSideMの魅力です。
このSideMの世界を楽しめるリズムゲームが「アイドルマスターSideM GROWING STARS(サイスタ)」となるわけです。
アイドルマスターSideMのリズムゲームは今回が初ではない
アイドルマスターSideMのゲームとしては、SideMの起点となっているモバゲー版が現在もサービス提供中です。
一方、サイスタはアイドルマスターSideMのリズムゲームとしては、2代目となります。
ご存知のかたも多いかもしれませんがアイドルマスターSideMの初代リズムゲームとして、「アイドルマスターSideM LIVE ON ST@GE!(通称エムステ)」というゲームがリリースされていました。
しかし、エムステは2021年8月31日にサービス終了しています。
私も一時期エムステをプレイしていたことはあるのですが、エムステでは3Dのアイドルを楽しみながらリズムゲームをプレイする…という内容でした。
エムステの映像(MV)をまとめた動画がYouTubeにアップ(公式のものです)されていますが、あらためて3Dのアイドルを観てみるとクオリティは決して低くはなかったんだなと思いました。
初代リズムゲームのエムステのサービス終了から、1ヶ月半も経たずしてリリースされたのがサイスタということになるので、実質リニューアルオープンという形になるのでしょうね。
次の項目からは、実際にサイスタをプレイしてみての感想を書いていきます。
サイスタをプレイしてみた感想
リズムゲーム…シンプルだが遊びやすい
サイスタをプレイするにあたり一番気になっていたのはリズムゲームのクオリティ面でした。
先代のSideMリズムゲームだったエムステは3Dのアイドルのパフォーマンスが楽しめてはいたものの、レーンが1つしかないという女性向けリズムゲームとしてもあまり類を見ないタイプのゲームとなっていて、決して楽しいとはいえなかったからです。
サイスタは、5つのレーンの上から真下にノーツが降ってくるタイプでした。
ガルパ(バンドリ・ガールズバンドパーティ)あたりの操作感でレーンを少なくしている感じでしょうか?
過去にガルパをプレイしていた頃、あまり操作に慣れることができずこの手のリズムゲームには苦手意識を持っていたのですが、レーンの少なさに助けられているのか、HARDくらいまでなら落ち着いてプレイできていますし普通に楽しいです。
さすがにEXPERTは動きが慌ただしいので、難易度が高めの曲は怖くてプレイできていませんが…
操作に慣れてきたら挑戦していきたいですね。
そしてサイスタでは、曲のプレイ中に2Dのアイドルがぴょこぴょこ動いているのも特徴の1つです。
この2Dなアイドル、正直なところ初めて見た時は微妙かな…なんて思っていたんですよね。
2Dで表示させるならもっとデフォルメされた感じのほうが馴染むかなと感じたからです。
しかし、プレイ回数をこなすうちに2Dアイドル達がしっかりパフォーマンスしている姿が楽しく思えてきて、いつの間にか可愛く思えるようになりました。
特にオリジナルメンバー編成でプレイした時は、ユニットの雰囲気がしっかり伝わってくるので、ぜひプレイしてみてほしい!
その他にも、全体曲(全員歌唱曲)では編成したアイドルだけが歌ってくれる、いわゆる「歌い分け」機能も実装されています。
サイスタはゲーム画面としては若干地味に見えてしまうところはあるかもしれませんが、意外?にもできることは豊富に用意されているのが面白いです。
お仕事…ときどきじっくり仕事してる姿を見られて楽しい
他のリズムゲームでも実装されているお仕事・営業・ロケの機能ですが、サイスタでも「お仕事」モードがあります。
SideMのアイドルごとに設定されている3つの属性(フィジカル・メンタル・インテリ)か全てのアイドルのいずれかを選んでお仕事に出せる仕組みとなっていて、アイドルを指定してお仕事させることはできません。
基本的には時間がないときやデイリーミッション消化のためにお仕事に出すようなしている感じですが、たまにアイドルがお仕事してる姿をじっくり見られる場面があるので、ただの作業にならず面白いと思っています。
ストーリー…エピソードゼロがあるのがありがたい
サイスタで楽しめるストーリーは大きく分けて4つあります。
ゲームが始まったばかり…という状況のため、まだまだ話数としては少ない状態ではありますが、1話が短く細切れになっているので、時間がなかなか取れない時でも読みやすいのがすごく有り難いです。
メインストーリーは、アイドル全員が315プロダクションでイチからの活動スタートしている状態のようなので、サイスタで初めてエムマスに触れる人でも抵抗なく入れそうな流れかな?と思いました。
個人的にすごく嬉しかったのは「エピソードゼロ」の存在でした。
エピソードゼロはユニットごとに用意されていて、アイドルデビューするまでの流れがわかるストーリーが展開されます。
ユニット所属のアイドルのレベルを上げる必要があるのですが、「なぜアイドルデビューすることにしたのか」という謎がサイスタでわかるのは嬉しいですね。
ただ、現在の段階では序盤のみ公開されている状況となっていて、ユニットの一部のメンバーしか登場しない…というものが多かった(※まだ全ユニット見られてません)です。
すごく先が気になるところですが、順番に更新されるようなので今後の追加を心待ちにしておきたいと思います。
新ユニット「C.FIRST(クラスファースト)」が追加
サイスタから新ユニット「C.FIRST(クラスファースト、通称クラファ)」のメンバー3名が登場しています。
メンバー全員が高校の生徒会長という設定ですが、これまでのSideMにはいなかったタイプの子が揃っていて新鮮に感じています。
個人的には、花園百々人くんが、賞コレクターという呼び名がつく通り多才な感じがするにも関わらず、期待に応えられなかったらどうしよう…と過剰に気にしてしまう繊細さんな一面が可愛く思えて…無事(?)お気に入りアイドルの一人となりました。
2021年10月10~17日にかけて開催されたサイスタ1発目のイベントでは、C.FIRSTがフューチャーされたものとなりましたが、クラファの魅力が伝わるイベントストーリー、そしてイベント楽曲だったと思います。
新ユニットは展開次第では荒れる要素になってしまうコンテンツも見かけますが、Twitterを見ているとクラファのアイドル推しになったエムマス新規さんをかなり見かけたので、今のところ順調な滑り出しを見せたように感じます。
プロデューサーはセリフはあるが性別は不明
主人公的立ち位置となるのがプロデューサーで、ストーリーで話をしたりメッセージ(ライン的な)でアイドルとやりとりする形で登場します。
とくに性別がわかるような発言はなく、敬語で話す真面目なプロデューサーといった感じでしょうか。
以前放送されたT Vアニメ版エムマスに登場したプロデューサーは男性だったので、もしかしたらアニメ視聴済みの人は男性プロデューサーと認識している人が多いかもしれないですね。
ただ、個人的には女性プロデューサーとして考えるのも楽しいかな?と思っていたりしています。
プロデューサーとして発言はしてもキャラ立ちしすぎていないため、プレイヤーに想像の余地が残されているのは有り難いですね。
メッセージ・電話でアイドルとコミュニケーションできる場面も
スマホでのコミュニケーションが当たり前になった現代(古臭い書き方ですねw)、サイスタでもアイドルとスマホでコミュニケーションを取る機会があります。
L○NEを彷彿とさせる「LINK」というトーク機能で連絡が来たり、そしてアイドルから着信があることもあります。
自分から好きなアイドルとコミュニケーションを取る…というのではなく、相手からのメッセージに反応してあげるような形ですね。
これまでのSideMではアイドルの活動を見守るようなスタンスでしたが、メッセージのやり取り(というほどこちらに選択の余地はないですけど)ができるようになったことで、主体的にアイドルと関われているような気持ちになれます。
サイスタを遊んでみて思ったこと
ここまでサイスタプレイの感想を書いてみましたが、最後にサイスタを遊んでみて感じたことも書いておきます。
「アイドルマスターSideM」というコンテンツをしっかり楽しめるリズムゲームがようやく来た!
サイスタを遊んでみてまず思ったことが、ついに私が100%でSideMを楽しめるゲームが来た!ということでした。
アイドルマスターSideMという作品、そしてアイドルやユニットが気になり、好きだと思ったのは間違いないのですが、長らく「SideMを楽しみたいけど楽しみきれるゲームが見当たらない」という状況だったというのが本音でした。
モバゲー版SideMに触れてアイドル達がアイドルを目指したきっかけは理解できたものの、ゲームとしては仕組みがわかりづらい上に無課金ではなかなか最高レアのカード入手の機会がなく、のめり込むことができず。
そしてリズムゲームとして楽しめたら…と思ったエムステでは、3Dアイドルのパフォーマンスが楽しめるとはいえ、リズムゲームとしてはハマることができずにいました。
リズムゲーム好き人間としては、リズムゲームとして普通に楽しめて、SideMの世界にどっぷり浸れるゲームがあればいいのに…とずっと思っていたのですが、サイスタ登場でようやく願いが叶った感があります。
アイドルを目指すきっかけがわかるエピソードゼロも用意されていたことで、モバゲー版SideMをプレイできていなくてもアイドルの過去を詳しくわかるようになれそう(※サイスタとモバゲー版で世界線が違う可能性もありそうですが)なのもすごくありがたいですし、今後のストーリー追加が楽しみです。
スタミナの仕様は要改善…かも
サイスタをプレイしていて基本的に強い不満を感じるところはないのですが、ST(いわゆるスタミナ)の仕様についてはちょっと微妙かなと思いました。
STの上限100は固定のためレベルアップしても上限100のままなのですが、楽曲プレイ時は難易度関係なく30消費、お仕事は20消費なので、レベルアップがないとすぐにSTを消費しきってしまう状態になります。
さらに、レベルが上がるとレベルアップに必要な経験値の数も増えるため、レベルが上がれば上がるほど放置時間が多くなりがちになるという悪循環になってしまっています。
イベントでレベルアップによるST回復の回数を増やすために、イベント非開催時に極力プレイしない…というプレイスタイルの人も見かけるので、現在の仕様はサイスタにとってもプラスになっていないような気がします。
曲やお仕事で消費するスタミナの量を減らすか、レベルアップ時に上限が増えるようにしないと、サイスタを毎日プレイする習慣が抜けてしまう人も出てくるのではないかと、ちょっと心配になりますね。
SideM、また楽しんでいこうと思います!
ここまで、アイドルマスターSideM・Growing Stage(サイスタ)を始めてみた感想について書いてきました。
個人的にはすこし久しぶりにアイドルマスターSideMのユニットの楽曲を聴いたり、アイドルの姿を見ることになりましたが。
やっぱりアイドルマスターSideMは面白いコンテンツだな…という気持ちを強く持つことができました。
以前ハマっていたときに好きだったアイドルは、数年経ってもやっぱり好きだという気持ちに変わりがないことを再確認。
さらに、新たに登場したアイドルや以前SideMに触れていたときにはあまり興味を持っていなかったアイドルもお気に入り化していて、どんどん自分がSideMの沼にハマっていってるのを実感する毎日です。
サイスタにはお仕事モードがあるとはいえ、リズムゲームをプレイしないと楽しみきれない面が大きい(オートプレイ機能も一度クリアしないと使えないですし)ため、全ての人にサイスタをおすすめ!といえないのがちょっと残念。
しかし、リズムゲームに抵抗がなくてアイドルマスターSideMの世界観を知りたいと思っていた人にはもってこいのゲームであることは間違いありません。
一度サイスタに触ってみて、アイドルマスターSideMの雰囲気を感じてもらえたらいいなと出戻り勢ながら心から思っております。
近いうちに、別の記事でアイドルマスターSideM自体についても語っちゃおうかな。
それでは、今回はこのへんで。