SNSの元祖的存在ともいえる「mixi(ミクシィ)」。
私は約2ヶ月前にmixiを再開したのですが、mixiを使っていて気付いたことがありました。
mixiのブラウザ版だったのですが、プロフィール画面を見ようとした時に「切替」というメニューがあるということに。
「切替」とは何なのか。
気になって確認してみたところ、mixiでは2つまでアカウントを所持できることがわかりました。
Twitterだと、複数のアカウントを使い分けている人は結構いると思うのですが、mixiで複数アカウントを使い分ける…という発想は私にはありませんでした。
mixiでも2つアカウントが持てるんだ…と知ってしまったら、試したくなるというもの(?)。
そこで、先日2つ目のmixiアカウントを作ってみました。
今回は、複数アカウントの作り方と、実際にアカウントを2つにしてみて感じた良かったことと、残念なことを振り返ってみました。
mixi、アカウントの使い分けが可能だった件
mixiを招待制でしか登録できなかった時代を知っていると、mixiはFacebookほど実名ガチガチのSNSではないものの、わりと自分のリアルなプロフィールを明らかにして利用する、いわゆる「半実名」のSNSの印象があります。
そのためか、mixiのアカウントを複数持っている状態というのは、いわゆる廃人の方というか、抜け道的な感じで所持している印象があるかもしれません。
ただ、mixi公式を確認したところ、mixiでは1人につき2つまでアカウントを持つことが可能です。
mixiを全力で利用していた頃、複数アカウントを持てるなんて聞いたことないよな?と思いましたが、それもそのはずで、検索で調べてみたところ2015年から複数アカウントの所持が可能になったようですね。
なお、アカウントは2つまで所持可能となり、2022年5月の時点では3つ以上のアカウントを所持することはNGです。
複数アカウントの作り方
mixiでアカウントを追加する時は、プロフィール画面に表示されている「切替」をタップして表示されるアカウント追加のメニューか、設定にある「アカウント管理」からアカウント追加のメニューから登録することが可能です。
アカウント追加が可能なのはPC・スマホのブラウザ版mixi、iOS版mixiアプリのみとなっているため、Android版mixiアプリを利用している場合は、ブラウザ版のmixiから設定する必要があります。
トップ画面の左上に三本線のメニューがありますが、一番下にブラウザ版mixiに移動できるメニューがあるので、いちいちブラウザを開く必要はありませんのでご安心を。
登録する流れは以下の通り。
- メールアドレスを設定する
- 設定したメールアドレスに送付されたメールの認証用URLからアクセス
- 電話番号を設定する
- SMS認証
記憶があいまいなのですが、電話番号は1つ目のアカウントと同じ番号で大丈夫なはずです。
※違うようでしたら訂正しますのでお知らせ頂ければ幸いです!
mixi・2つ目のアカウントを作って感じたメリット
私が実際に2つ目のアカウントを作ってからしばらく経過しているのですが、2つのmixiアカウントを持ってみて良かったことを挙げてみます。
それぞれのアカウントが独立しているので気楽に使える
mixiのアカウントを2つ持っている状態になりましたが、それぞれのアカウントは独立した状態です。
試していませんが、2つのアカウント同士でマイミクになることもできるし、足跡もつきます。
自らカミングアウトしなければ、2つのアカウントを持っていることは他の人からわからないため、それぞれのアカウントで自由に活動することができます。
もちろん、同じコミュニティに入ったり、同じプロフィールを設定していたり、アカウント同士の共通点があまりに一致しているとバレる可能性は高まると思われます。
そのため、アカウント別に入るコミュニティをバラバラにしたり、プロフィールの非公開設定をうまく活用して、バレる可能性を低くしておいた方が良いかもしれません。
知り合い・友人にカミングアウトしていない趣味で活動できる
前の項目で説明した通り、2つのアカウントを持っていることは、1つ目のアカウントのマイミクには基本的にはわかりません。
そのため、1つ目のアカウントでマイミクになっている知り合いや友人に見せたくないけれど、SNSで発信・交流したい趣味や嗜好がある場合、2つ目のアカウントで心置きなく活動することができます。
1つ目のアカウントで100%好きなものについて活用できていないと感じる時、もう一つのアカウントがあることで活動の幅を広げられるようになりますよ。
1つ目のアカウントがしんどくなった時の息抜きに使える
そもそも、1つ目のアカウントがしんどくなった時点で、他のSNSに移ったり、アカウントを削除する人が圧倒的多数だとは思いますが。
mixiに限らず、SNSでは仕方のないことではあるのですが、合わないアカウントが出てきたけど、マイミクを外したりアクセスブロックがしづらくてログインするのがためらわれる…という状況になることがありますよね。
mixiそのものは使いたいのに、理由があってログインしづらくなってしまったとき、2つ目のアカウントがあれば特定のアカウントが目の前にいない世界でmixiを楽しむことができます。
mixi複数アカウントのデメリット
一方で、2つのアカウントがあることでの残念なところもありましたので、考えてみました。
(※Android版アプリを利用する場合)アカウント切り替えが面倒
iOS版mixiアプリを使ったことはないものの、アカウント追加ができるということなので、おそらくAndroid版mixiアプリのみの問題点のようですが。
私はAndroid版mixiアプリを使うことが多いのですが、アプリのメニューからはアカウントを切り替えることができません。
メニューにある「ブラウザ版mixiを開く」の項目から、ブラウザ版mixiを開き、プロフィール画面に移ってアカウントを切り替える流れになるため、アカウントの使い分けが正直面倒くさいです。
ブラウザ版mixiのショートカットをスマホのホーム画面に置いておくのもアリだと思いましたが、アプリ版の通知の利便性の良さ、コミュニティ書き込みの見やすさは捨てがたいため、ブラウザ版のみで使うのもなぁ?といった状況でして。
とりあえず、サブ端末(Androidスマホ)にもmixiアプリを入れて、両方のアカウントともチェックしやすい状況にはしましたが、Android版アプリでも簡単にアカウント切り替えできるようにしてもらいたいですね。
それぞれのアカウントが中途半端になり、共倒れする可能性
どちらかのアカウントが放置状態であればそこまで気にすることもないでしょうが、両方のアカウントでつぶやき・日記の更新をしたり、マイミクが多い状態だと、かなりハードにmixiを使う感じになります。
楽しいうちはいいのですが、疲れた時はmixiの存在が負担になり、どちらのアカウントも放置状態になる、いわゆる共倒れ状態になるリスクがあるかもしれないと思いました。
趣味系のマニアックなコミュニティが活発じゃないものが多すぎる問題
Twitterだと、特定のジャンルや作品の専用アカウントを作っている方をよく見かけますよね。
mixiには数多くのコミュニティがあるので、mixiでも特定のジャンル・作品に特化したアカウントを作りたくなることもありますが、正直おすすめできません。
コミュニティ自体の数は多いものの、2022年現在も活発に更新されているコミュニティはかなり限られているからです。
アカウントを増やす前に、自分が発信・交流したいもののコミュニティを確認し、更新状況だったりユーザー人数だったりをチェックしておくことを強くおすすめしておきます。
使い方によっては、2つのアカウントをうまく活用出来なかったり、しんどくなってしまう可能性もあることを頭に入れたうえで、アカウントを追加すると決めると良いかもしれないですね。
しばらく複数アカウントでmixi楽しんでみます
ここまで、mixiのアカウントが使い分けできる件について書いてきました。
私の場合は、元々持っていたmixiアカウントに、趣味100%で活動できるアカウントを追加した状態で現在mixiを使っています。
元々のアカウントでも趣味のことは隠してはいなかったので、元々のアカウントで趣味のこともどんどん発信しようと思っていた時期もありました。
ただ、コアな感じのコミュニティに入ることを人目を気にしてためらっていた部分もありましたし、つぶやき・日記で趣味のことばかり発信するのも、趣味繋がりではない人に申し訳ないような気持ちを持っていたので、アカウントを増やすことを選択しました。
2つ目の趣味アカウントはまだまだ発展途上中といった状況なのですが、思いっきり趣味の話題に振り切れるのは思っていたより楽しいです。
1つ目のアカウントはリアル知人・友人がマイミクにいる(全員ログイン途絶えてますけど笑)こともあるので、日常のくだらないことを語る用アカウントとして、使い分けしていくつもりです。
この先同じ熱量で続けられるのかは全く自信がありませんが、自分のペースで無理なく試していきたいと思っています。
2つのアカウントでmixi、悪くないかもですよ?
それでは、今回はこのへんで。