Googleの広告配信サービスであるGoogle AdSense(グーグルアドセンス)。ブログに広告を載せることで、収益を得ることができるサービスです。
いくつもある広告配信サービスの中でも、収益性が高いとされていて、WordPressでブログを運用する方に向けてGoogleアドセンスを利用することを勧めている方が、圧倒的に多いです。
その一方で、このGoogleアドセンスは2019~2020年現在では利用するための審査がかなり厳しくなっているようで、なかなか審査に通らない…という方も沢山いるような状況となっています。
そんな私も、WordPressに移行した2019年7月末頃から何度もGoogleアドセンスに落ち続けていた側の人間でした。
私のブログでは、もうアドセンスは利用できないんだろうと落ち込んだり、何度も諦めたりしてきましたが、2020年1月29日にアドセンスの審査を通過することが出来ました!
ちょっとずつブログの記事を修正し、駄目だったらまた修正して申請していけばいいや…くらいのノリで申請していたのですが、ようやく合格することができてホッとしましたし、すごく嬉しかったです。
そんな今回は、アドセンスに合格してみて思ったことを綴っていきます。
アドセンスに合格した時の状況
記事数は100記事オーバー
記事数は139(審査中に1記事追加)、下書きに戻して非公開にした記事は34でした。
「◯記事(一桁の記事数)で合格しました!」という合格報告が多い2020年現在の状況では、圧倒的に多い記事数だと思います。
後述しますが、記事数は少ない方が、審査は圧倒的に合格しやすいと思います。
9回目の審査で合格
9回目の申請でのアドセンス合格となりました。申請から大体1日半ほどで結果が出ました。
それまでの8回は全て「価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)」という理由で落ち続けていました。
ライブドアブログからWordPressに2019年7月末に移転
ライブドアブログを利用する前にはFC2ブログを利用していましたが、更新頻度が低すぎたため、ここでは割愛します。
ライブドアブログの段階で100記事オーバーの状態でしたが、本格的にブログ運用したい欲が強くなり、2019年7月に独自ドメインを取得、WordPressに移転しました。
更に、WordPress移行の翌日にSSL化(httpをhttpsに)したので、2019年7月の一ヶ月でブログの引っ越し、ブログURLを2回変更するというなかなかの激動ぶりだったな…と改めて実感します。
このような状況で、アドセンスの審査に挑戦し、合格に至りました。
アドセンス審査に合格した現在、思うこと
記事数は少ない方が絶対にいい
アドセンスの審査対策についてのアドバイスの記事は、沢山出てきますが、特に情報が古くなってしまっている記事(主に2017年以前に書かれたもの)だと、記事数が少ないことを問題視しているものもあります。
しかし、2020年現在の状況を考えると、間違いなく記事数は少ない方が有利だと感じます。
1記事ごとの情報量が合否に関係するようですが、審査に落ちてしまった場合に、記事の修正がしやすいからです。
100記事超えの記事数で審査に落ちた際、どの記事が原因なのかは教えてもらえないため、どこから手をつければ良いのかわからず、かなり絶望を感じました。
独自ドメイン変更&SSL化はWordPress移行後にまとめてやれば良かったかも
合格できた今となっては、どの記事が複製コンテンツに該当したのかは知る由もありませんが。
URLをライブドアのドメインから独自ドメインに変更すると、しばらくの間、同じ記事でも、ライブドアのドメインのURLと、独自ドメインのURLが2つインターネット上に存在することになり、後で作成したドメインのURLの記事が複製コンテンツ扱いになることがあるようです。
301リダイレクトや、サーチコンソールでURL移行の手続きは変更後すぐに行いましたが、それでも完全に移行されるまでには数ヶ月単位の期間が必要になります。
勢いで独自ドメインに変更したり、WordPressに移行したのですが、SSL化した独自ドメインで新規にWordPressを開設し、数記事書いた状態でアドセンスに申請→合格してからライブドアブログの記事の移行を検討すれば良かったかな?と、今では考えます。
アドバイス記事は新しいものを参考にした方がいい
先程も書きましたが、アドセンス審査のアドバイスの記事は沢山出てきます。
しかし、中には情報が古いものも混ざって表示されていて、アドセンス審査が一次・二次と段階を踏んで審査されていた頃の記事も出てくることがあります。
※現在のアドセンスの審査は、一発勝負での審査です
合格の基準も徐々に変わってきているようですので、アドセンス審査の記事を参考にする時は遅くとも1年前(2020年であれば2019年以降)に書かれたものを参考にすると良いでしょう。
中には、昔の情報のまま少し文章を書き足しただけの状態の記事で「最新版」を名乗ったり、検索結果の日付が新しいものになってしまっているものも散見されましたので、元の記事が書かれた日付も確認することを強くおすすめします。
一発合格した人の意見より、不承認後に合格した人の意見が参考になった
特に、アドセンス審査に落ちてしまった方で、どこを改善したら良いかを知りたくてアドバイス記事を見る場合、アドセンス審査に落ちた後に合格することができた人の記事を優先的に見ることを強くおすすめしたいです。
特に、何度も審査に落ちて、その後合格出来た人のアドバイスは、何を改善して合格することが出来たのかのヒントが出ている場合が多いので、自分の状況と照らし合わせて考えることができます。
逆に、◯記事(少ない記事数)で一発合格!を売りにしている記事は、一発で合格しているだけに文章の書き方などの参考になる面はあるものの、審査に通らない時のアドバイスが「ポリシー違反はやめよう&記事のクオリティを上げよう」的なものが多く、正直あまり参考にならなかったです。
全てが役に立たない…とまでは言いませんが、不合格後の状況には弱すぎるアドバイスが多いのは確かだと感じました。
なかなか審査に通らなかったからこそ、見えたものがある
結果として、私のブログは8回もアドセンスの審査に落ちてしまいました。
それなりに一生懸命書いてきた記事が「価値の低い広告枠」と判断されてしまったことで、自分のブログは価値が低いんだ…なんて、被害者意識強めで落ち込んだこともありました。
ただ、すんなりアドセンスに合格できなかったことは、結果として良かったと今では感じています。
アドセンスに合格するために記事のクオリティを上げる作業が、色々な方に読みやすいものになったり、検索順位での評価上昇(一部の限られた記事ではありますが)につながったと思えたからです。
更に、アドセンスに落ちたことでアフィリエイトのことをしっかり調べることが出来ましたし、収益面ではアドセンスより落ちる(らしい)ものの、アドセンス以外にも広告配信サービスがあるということも知りました。
ブログでの広告収入がアドセンスであること前提で話をされる方が非常に多く、「アドセンスコンプレックス」みたいな状態が続いて苦しさを感じたこともあったのは間違いありません。
でも、遠回りしたなりの経験値が増えたことは、今後もプラスになると信じています。
【※解決済】合格したけど…広告が表示されない問題発生中
ここまでの半年あまりの期間、合格を目指すことばかり考えてきましたので、合格した後のことは全く考えていませんでした。
そのため、アドセンスの広告コードをWordPress内に貼れば、広告が表示されてハッピー!…と思っていたのですが。
アドセンス合格の一報から2日経った現在、まだ広告が配信されていません。
まさかの一言です。
広告が表示されない場合のトラブルシューティング - AdSense ヘルプ
アドセンスのヘルプを見ると、審査で不承認になっていて、その後審査に通ったアカウントの場合、サーバーの設定変更が必要になるとのことで、広告が配信されるようになるまで最大48時間かかるとのことです。
気長に待つしかないとは思いつつ、審査通過のメールが届いてからはすでに48時間以上が経過しているので(広告コード発行からは48時間経っていない)、ちゃんと広告が表示されるのか不安でいっぱいな状況です。
とりあえずコードは確実に貼れているし、ポリシー違反も報告は来ていないので、信じるしかないですが。本当に審査に通ったのかな、私…
※この記事をアップしたところ、広告が表示されるようになりました。合格メールが届いてから丸2日と6時間、広告コードを貼ってから44時間経過していました。
合格しても、なかなか順調にいかないGoogleアドセンス。
それでも、これで一人前のブロガーとしてのスタートラインに立てたような気がしています。
今回の経験を糧(かて)にして、アドセンスのポリシー違反に注意しつつ、自分のペースで着実に記事を充実させていきたいですね。
実際にアドセンスに合格するまでに、確認したり修正したことについては、この記事にまとめてありますので、よろしければこちらも読んでみて下さい。
それでは、今回はこのへんで。
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