今から3年前の2020年3月。
うちの娘は合格が視野に入っていたはずの公立高校受験に失敗し、滑り止めの私立高校に進学しました。
当時の出来事や、1年後の状況についてこのブログで記事をアップしていましたが、高校の受験後に目標としたのが「大学こそは自分の望んだところに合格する」ということでした。
この記事を書いているのは、高校受験から3年が経ち、大学受験の結果が出揃い、高校の卒業式も終わった…という状況ですが。
大学受験は、娘が学びたいと決めていた学科のある大学で、偏差値が娘の数値より上になっている、いわゆる「上位校(挑戦校)」の合格を勝ち取ることができました!
母娘とも、合格した大学より1ランク下の大学に受かれば上々の出来だね…と話していたのですが、想像以上の結果を出すことが出来たようです。
今回は、娘の大学受験について書いていこうと思います。
大学受験、いい形で終わりました
前置き文の通りではありますが、高校受験では咲かなかった桜を大学受験で咲かせることに成功しました。
成功したといっても、受験した大学全てで合格したわけではなく、不合格だった大学もありました。
ただ、不合格だったのはもう1つ受験した上位校1校のみで、その他に受験した大学はすべて合格できているので、上出来だったのではないかと考えています。
詳しく振り返っていきます。
娘の受験した大学
娘は当初、国公立大学の文系を志望していました。
しかし、いざ大学について調べてみると、通学可能な範囲の大学で娘の希望する学科が設置されている大学が少なく、地方の大学進学を視野に入れる必要があったのです。
さらに詳しく調べたところ、私立大学の方が娘が望む学習ができそう…ということが判明したため、私立大学文系に絞って受験することにしました。
娘の高校が私立ということも関係しているのかもしれませんが、ネットで調べたデータよりも多くの大学を受験することを求められる雰囲気があったのと、娘の確実に現役で合格したい!という気持ちが強かったこともあり、受験した大学の数は平均よりも多くなりました。
娘の模試で判明した偏差値より高い「上位校」を2つ、偏差値とほぼ同レベルの「実力相応校」を4つ、偏差値が下の「滑り止め校」が2つの計8校受験しましたが、大学入学共通テスト利用方式のみ受験した大学もあるので、一応出費はある程度抑えた形にはしました。
大学入学共通テスト…想定以上の結果に
大学入試で最初に行われたのが、1月中旬に行われた「大学入学共通テスト」でした。
少し前まで「センター試験」と呼ばれていたものですね。
国公立大学を受験する場合は大学入学共通テストの受験が必須条件ですが、私立大学文系のみ出願の娘は、大学入学共通テスト利用方式で出願する大学があったので受験したような形でした。
仮に大学入学共通テストでいい点が取れなかったとしても、2月に行われる一般入試で挽回可能なので、何がなんでも高得点を取らなくてはいけない…といった重圧はありませんでしたが、やはり最初の試験ということで緊張はしましたね(母親が)。
文系の4科目(英語はリーディング・リスニングの2科目扱い)のみ受験したので1日目で終了したのですが、解答速報が出てくるまでとてもドキドキしたことを覚えています。
解答速報が見られるようになると、すぐさま自己採点を始めたのですが、1科目のみ点が伸び悩んだものの平均点よりは少し高い状態で踏みとどまり、その他3科目は想定していたより高い得点が取れていて、過去の模試より良い成績を取ることができていました。
あくまでも自己採点なので、マークミスをしていると自己採点通りの得点にならない可能性も充分にありましたが、一般入試がこれからなのに娘とかなりはしゃいでしまいました笑
一般入試…マークシートは上出来
自己採点の結果を高校に行って入力してもらい、模試のように合格の可能性を判定してもらう仕組みがあるのですが、出願した実力相応校・滑り止め校について、いずれも合格の可能性が高いという結果が返ってきました。
マークミスを盛大にやらかしていない限り、どこかしらの大学に合格することは間違いなさそうだ…という良い流れのまま、2月の受験本番を迎えました。
試験会場から帰ってきた娘は良くも悪くもあまり感情を出さなかった(公立高校受験から帰った時に感情を出して失敗した…ということが大きい)ので、親として手応えも何もあったものではない状態でしたが、もはや少しでも上のランクの大学に行けたらいいねという気持ちだけでしたね。
結果としては上にも書いた通り、上位校1つのみ不合格だったのですが、不合格だった大学は筆記試験、合格した大学はすべてマークシート式での試験。
もともと模試でもマークシート式の方が筆記式より偏差値がかなり高くなる傾向があったのですが、まさに模試の結果通りといった状態に。
マークシートのおかげ…なのかはわかりませんが、過去問題をいくつか解いても手応えのなかった上位校の合格をつかみ取ることができ、最高な形で進学先が決まりました!
高校受験との違いを考えてみた
あたらめて中3の高校受験の時と何が変わったのか、考えてみました。
さまざまな大学を受験したことで余裕ができた
高校受験の時は、埼玉県公立高校の仕組み上仕方がなかったとはいえ、公立高校をほぼ1校しか受験できない状態でした。
今回は私立大学専願だったこともあり、お金と日程さえあれば受けたいだけ受けられる仕組みです。
財政的には国公立大学に通ってもらった方が良かったとはいえ、どうせ高額のお金を動かすのであれば娘が学びたいと思える大学に通ってもらうことの方が大切だと思っていたので、早いうちから私立大学のみに狙いを定めました。
下のランク(滑り止め)から上のランクまで、娘が本当に通いたいと思えた大学を厳選して受験できたこともあり、仮に滑り止め校に合格しても胸を張って通える…という余裕をもって受験できたのは大きかったのかもしれません。
高3で成績を落とさなかった
娘の中3の頃の記録を振り返ると、勉強していなかったわけじゃなかったけれど、こっそり手を抜いていたりしていたのですよね。
娘も当時の記憶がしっかり残っていたようでして、高3の夏休み頃からは自発的に勉強する時間がかなり増えていました。
高3の後半になると、大学受験モードになる子が増えてくるので模試の成績が落ちてきたりしがちになるようなのですが、成績はほぼ変わらず~少しアップくらいのところで留まっていたので、コツコツ勉強している効果が出ているようでした。
なお、中学の時は塾に通わず高校受験に挑戦していましたが、高校でも塾・予備校には一切通わず、スタディサプリの合格特訓コースのみ利用して学習していました。
最後まで油断しなかった
ウサギとカメのウサギじゃありませんが、ちょっと余裕を感じると手を抜いてしまう傾向が娘にはあります。
特に今回、大学入学共通テストで悪くない(むしろ良い)成績が出て、いつもの娘なら余裕をかましてしまいがちな状況でした。
しかし、自己採点翌日には冷静になりいつも通りの勉強をしていたので、娘の成長を感じましたね。
高校受験が不本意でも、きっと大丈夫
ここまで、娘の大学受験について語ってきました。
高校受験では残念な結果に終わった娘でしたが、中学生の頃から自分のペースでコツコツ勉強を積み重ねた結果を大学受験で活かすことができて、本当に良かったです。
特に今回合格した大学が、高3の夏にオープンキャンパスに行って雰囲気の良さにとても惹かれていたものの、難易度の高さに行きたいけれどきっと厳しいよね…と諦めが勝っていた大学だっただけに、入学手続きを終えた今でも合格して進学できるのが夢なんじゃないか…と思うくらい嬉しいです。
高校受験の後、言葉通り涙したこともあったのですが、3年の時を経て笑顔で受験生活を終わることができてホッとしています。
もしかしたら、以前アップした高校受験不合格の記事からこの記事を見て下さっている方がいると思うのですが、ちゃんと不合格を悔しい、悲しいと思う気持ちがあれば、大学受験はきっと頑張れると思います。
少なくともうちの娘は、高校不合格という体験をしたからこそ高校3年間勉強をコツコツ続けることができていました。
見返す…という類のものではないかもしれませんが、成長の糧(かて)になるのは間違いないので、悲しむターンが落ち着いたら前を向いて進んでいけたらいいですね。
親も、ね。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、今回はこのへんで。
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