ブログ宣伝目的にTwitter・Facebook・Instagramのアカウントを作っている…という方は多いと思いますが、Pinterestのアカウントを作っている…という方は、もしかしたら少ないかもしれませんね。
私はPinterestのアカウントを作っていて、ブログ更新時にはPinterestでも更新通知を流しています。
ブログ記事用のボードにアイキャッチや記事内の画像をピン(=ピンタレスト内で画像を保存する作業)しておいただけのゆるい状態だったのですが、ちらほらピンタレストからのアクセスがちょろちょろある状態が続いていまして。
ピンタレストは、うまく活用することができればアクセス源として「化ける」可能性を秘めているサービスだと感じています。
実際、ピンタレストからのアクセス数が圧倒的に増加しているブログもよく見かけますし、ブログを運用されているのであればピンタレストの存在をチェックしておいて損はしないはずです!
そこで今回は、ピンタレストをブログの宣伝目的に活用するメリット、そしてデメリットについても説明していきます。
※ピンタレストって何?という方、そしてピンタレストをブックマーク集として使うメリットについては、別の記事で解説しています
ブログの宣伝にPinterestを活用するメリット
冒頭にも書いていますが、私はピンタレストをブログ更新時にピンする程度の、ゆるい感じで利用してきた状態が続いていました。
そんなゆるゆるピンタレスト利用勢の目線でも、Pinterestを使っていて感じているメリットについて挙げていきます。
交流&発信を頑張らなくて良いので気楽に使える
Twitterの場合だと、ブログの更新通知をツイートしているだけではほぼ見てもらえない状態なので、定期的にツイートをしたり、フォローしてみたり…という努力が必要になりますよね。
この努力を楽しめるタイプの人であれば問題ないでしょうが、しんどいと感じたり面倒に感じてしまう人もいますよね。
私も頑張りたい時としんどい時の波が激しい感じです。
ピンタレストでもフォロー・フォロワーの仕組みがあったり、ピンにコメントを付けられる要素はありますが、これらの機能を全く使わなくとも、ピンの画像がホームフィードに表示されさえすれば反応が貰える可能性が十二分にあります。
アカウントとして発信する手段もあくまで画像をピンする作業になるので、あいさつやリプライに気を使う必要が一切なく気楽に利用することができます。
画像に記事のリンクがついているので、気になったらすぐアクセスしてもらえる
画像メインのサービスということで、よく似たくくりに挙げられるサービスに「Instagram(インスタグラム)」があります。
私も、ブログ用にインスタグラムを活用しようと思ってアカウントを作ったのですが、インスタグラムにブログの更新通知を貼っても、コメントに貼った記事のリンクはただの文字列になっていて、プロフィールに行かないとブログにアクセス出来ない状態(それもトップページのみ)でした。
一方、ピンタレストの場合はピンの画像をクリックしても、タイトル部分をクリックしても、記事に直接アクセスできる仕組みになっています。
インスタグラムでは投稿が5つしかない状態でもいいねは付いていて、反応の良さはインスタグラムの圧勝だと感じましたが、記事を見てもらうことが目的であればピンタレストの方が向いていると思いました。
過去の記事も戦力にできる
基本的に自分のブログの記事に関連した画像をピンしていくことになるでしょうが、画像を見ただけではいつ書かれた記事か判別することはできません。
※画像に日付を入れればさすがにわかりますがw
そのため、過去に書いて埋もれてしまったような記事たちでも、ピンタレストでは新規のピンとしてアピールすることが可能です。
ピンを作り直して、新規ピンとして再度アップ可能
一度ピンを作った記事は、もうピンを作らない方がいいかも…と思ってしまう方もいるかもしれませんが、ピンは作り直して再度アップしても問題ありません。
※大量に同じリンク先のピンをアップする行為はスパム扱いされる可能性があるかも…?
同じ記事のリンクが貼られている複数の画像のピンがあっても大丈夫なので、反応があまり良くなかったピンの画像を作り直す…という気軽さがあるのもピンタレストの魅力の一つです。
検索されにくい記事も画像次第でアクセスが見込める
自分の記事でも、他のサイトの記事でも、ピン(保存)した時にホーム画面にピンタレストが関連していると判断した画像がおすすめで表示されます。
私の場合だと、ピンタレストのブログ活用法について調べたことがあるので、ピンタレストやブログについての画像がホーム画面に沢山表示されている状態になっています。
この仕組みのメリットが「検索ではあまり探されない記事でも、多くのユーザーの目に留まる可能性がある」ということになるのです。
ブログを見る側としても、検索では見つけられないような記事を見つけられるチャンスがあるのですが、ブログ運営側としても検索流入が難しい記事でもアクセスが見込める可能性があります。
外部リンクとしてGoogleに認識されている ※2020年10月現在
検索で上位表示を狙うなら、無視できない存在が「外部からのリンク」です。
リンクを沢山貰いたくても、自力ではどうしようもないですよね。
実は、GoogleのSearch Console(サーチコンソール)の「リンク」を確認すると、外部リンクの一覧にピンタレストのドメインがあります。
画像は「.com」と「.jp」ですが、下の方には外国のピンタレストのドメインも確認できましたので、結構な種類のピンタレスドメインが外部リンク扱いを受けていました。
今後もずっとピンタレストが外部リンク扱いされるのかは不明ですが、ピンタレストを使うだけでリンク扱いになるのは有り難いですよね。
少し前に作ったピンでもじわじわ反応を貰えることがある
ピンタレストのピンは、ツイッターのツイートのように、すぐに他人の投稿に埋もれてしまわないという強みがあります。
そのため、少し前に投稿したピンであっても、反応してもらえる場合があるのです。
Twitterの場合だと、固定ツイートに表示しておかない限りはなかなか少し前のツイートに反応してもらえることってありませんよね。
一度ピンを作っておけば、ブログへの流入の可能性があるのがピンタレストの魅力と言ってもいいかもしれないです。
あくまでも画像で勝負なので、元々のブログのアクセス数は関係ない
ピンタレストは画像を保存(ピン)するサービスです。
あくまで表示される画像に関心を持ってもらえるかどうかが大切なことになるのです。
そのため、検索からの流入が少ないブログ初心者であっても、画像次第でアクセスを多く集めることが出来ます。
検索やSNSであまりアクセスの無かったブログでも可能性がありますし、Googleのコアアップデートで検索順位の変動があっても左右されないことは大きな強みとなります。
素敵な記事の画像をピンタレストに保存=ピンタレストでの発信につながる
検索やSNSで見た記事がためになった時、そっと閉じる前にピンタレストに保存しちゃいましょう。
これだけで、ピンタレストで一つピンを作る作業が完成し、ピンタレストで発信したことになってしまいます。
お気に入りのページを保存することが、ピンタレストで有益な情報をアップしたことになる。
ひと手間かけるだけで、ピンタレストアカウントが活発なアカウントになっちゃいますよ。
一方、ピンタレストをブログで活用することによるデメリットもありますので、説明しておきます。
ピンタレスト・ブログ活用のデメリット
魅力的な画像が作れないと反応してもらえない
何度も書きますが、ピンタレストは「画像がとっても大事」なサービスです。
そのため、画像を見て記事の内容に興味を持ってもらえないと、アクセスは期待できません。
ピンタレスト内で表示される色々な画像や、Canvaならピンタレスト用のテンプレートがあるので、参考にしつつ少しでも見た人の目に留まるような画像を作る必要があります。
中には、画像を作る作業がしんどい…と感じてしまう人もいるかもしれません。
習慣になるまでピンを忘れがち
ブログの更新時にピンしようと思っていても、習慣づくまではピンを忘れてしまう…ということが起きがちです。
私も、ブログを更新してもピンし忘れてた…なんてことがよくありました。
ブログの更新の有無に関わらず、日頃からピンタレストを開く習慣をつけて、ピンへの意識を高めていくことが大切かもしれません。
爆発的な拡散力は見込みづらい
中にはめちゃくちゃアクセスが稼げるようなピンを公開している人もいるかもしれませんが、多分ごく一部の凄い人なのだろうということで。
Twitterだと、リツイート機能の恩恵をうまく受けることが出来ると、瞬発的に多くのアクセスを見込むことが出来ますよね。
はてなブックマークも「はてブ砲」という、はてなブックマーク経由のアクセスが大量に見込める現象が発生することがあるようです。
※経験ゼロなので詳細はわかりません
一方、ピンタレストでは、目に見えるように瞬時に拡散されるような仕組みがないので、ピンタレスト経由で爆発的・瞬発的にアクセスが上がる状態にはなりづらいです。
ただ、Twitterと違ってピンしてしばらくの期間が経過したものでも反応は貰いやすい傾向があるため、じわじわアクセスを稼いでくれる…という大きなメリットもあります。
メリットだけではなく、デメリットもある…ということも理解した上でピンタレストをブログに取り入れていきたいですね。
ピンタレストのアルゴリズムがわかりづらい
Google検索の順位付けにGoogleが決めたアルゴリズムが使われているのですが、ピンタレストにもどの画像を表示するかを決めるためのアルゴリズムがあるそうです。
ただ、ピンタレストのアルゴリズムがどういうものなのかGoogleに比べてはっきりしないところがあります。
ピンタレストをガチで使う人が少なかったり、成功した人がピンタレストにおける情報を有料化している場合も見受けられるので、Googleでの対策に比べて「こういう画像を作れば多くの人が見る」というデータがはっきりしない感じがあります。
ピンタレストをブログに活用する場合は「ビジネスアカウント」を作ろう
ここまでピンタレストをブログの宣伝に活用するメリットとデメリットについて説明してきました。
「よし、ピンタレスト使うぞ!」
と、心に決めたあなたにお伝えしたいことが一つあります。
ピンタレストをブログ用に使う場合、必ず「ビジネスアカウント」を作りましょう。
ピンタレストには個人向けアカウントとビジネスアカウントの2種類のアカウントがあるのですが、ビジネスアカウントを作ると「Pinterestのアナリティクス」が使えるようになるのです。
Googleのアナリティクスを使っている方ならピンと来たかと思いますが(ギャグじゃないですよw)、ピンの反応を確認することができるようになりますので、自分の作ったピンの反応をチェックしながらピンタレストを利用できるのです。
ビジネスアカウントも無料で利用できるので、ブログ宣伝目的で使う場合は必ずビジネスアカウントを作りましょう。
ピンタレスト活用でどこまでアクセス数アップに効果があるか検証中
本来なら、この記事内で「ピンタレストを使うとこれだけアクセスがアップするよ!」というアピールもしていきたいところなのですが、残念ながらゆる~くピンタレストで更新通知を流していたレベルの私には、これといった成果は出ていませんでした。
そこで、先日から「ピンタレストをしっかり活用したら、ピンタレスト内の反応やアクセス数に変化が出るのか」という実験をスタートしました。
簡単に挑戦していることを挙げると2つありまして。
- 毎日ピン(他サイト&ブログも含めて)を継続する
- 画像をピンタレストのサイズにしてアップする
実験という言葉の割には、文章にすると大したことはやってない雰囲気になっていますがw
この記事を書いている現在は、実験から1週間が経過したところなのですが、じわじわと効果は出てるかな?という状態です。
1ヶ月ほど経過したら、検証結果を記事にまとめたいと思っていますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
【2020年11月11日更新】検証から4週間分の結果報告をアップしました↓
それでは、今回はこのへんで。
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