スタディサプリ中学講座では、公立高校受験対策の動画やテキスト(PDFファイル)が用意されています。
しかし、実際のところ具体的にどんな受験対策の勉強が出来るの?と気になりますよね。
うちの娘は、進研ゼミ中学講座+市販のドリルも併用する形でスタディサプリ中学講座を利用していますが、公立高校の受験対策にもスタディサプリが大活躍してくれました。
今回は、このスタディサプリ中学講座で公立高校受験対策の勉強をしようとした場合に、どのようなことが出来るのかについて、実際にスタディサプリを利用している母親の立場から詳しく説明していきます。
なお、スタディサプリ中学講座には月額10,780円(税込)の個別指導コースもありますが、我が家はベーシックコースを利用しているため、月額2,178円(税込)のベーシックコースで出来る事のみ説明していきます。
※スタディサプリ中学講座の説明は別記事で説明しています↓
スタディサプリ中学講座の高校受験対策
授業動画視聴とテキストで学習する
スタディサプリ自体が、自前のスマホ・タブレット・パソコンで授業動画の視聴がメインのサービスですが、高校受験対策でも受験対策の授業動画視聴がメインの学習方法です。
更に、授業動画の内容に合わせたテキストが表示されるのですが、このテキストはPDFファイルとなっているため、自宅にプリンターがある場合は事前に印刷して紙教材として使えます。
公立高校受験対策は都道府県別
スタディサプリの公立高校受験対策講座は、都道府県別に分かれています。
それぞれの都道府県の公立高校の入試問題を、過去5年分の傾向を分析した上で決められた内容となっています。
画像を見ていただくとわかるかと思いますが、都道府県によって用意されている講義の数が違っているのです。
これは受験する高校の都道府県の入試問題に合わせた内容となっているからなんですね。
そのため、自分が受験する地域の高校入試について効率よく学習することができます。
都道府県によって高校入試問題には違いがあるので、集中して学習したい単元がある場合には、受験校以外の都道府県の同じ単元の問題をひたすら解く…というような臨機応変的な使い方ができるのも大きなメリットですね。
過去3年分の公立の過去問のテキストがある
高校受験の講義一覧の中に「〇〇年度公立高校入試問題」という内容のものがあり、ここを開くと入試問題の解説動画とともに、過去3年分の入試問題のテキストが表示されます。
スマホアプリ版の場合、この画面の右上の3点リーダをタップすると「テキストをダウンロードする」という項目がありますので、PDFファイルとしてダウンロードすればプリンターで印刷ができるようになっているのです。
印刷することで、紙ベースで過去3年分の入試問題を解くことができます。
なお、英語の場合はリスニング問題がありますが、リスニング問題の音声も再生ができます。
そのため、ほぼ本番と同じ状況で入試問題に挑戦することが可能になっているのです。
過去問の解説動画もある
入試問題の過去問を解説している動画が、都道府県別のそれぞれの年の入試問題・科目ごとに用意されています。
実際に過去の問題を解いてみた後にこの動画を観ることで、間違えたところや理解度が怪しいところの理解が深まるのではないでしょうか?
難関校受験対策もある
公立高校の難関校(上位校)を目指す人向けの、専用の動画というものはありませんが、受験対策講座のテキスト(過去問ではないもの)には、難関校突破レベルの問題も含まれています。
テキストの問題文には、STEP1(基本レベル)・2(標準レベル)・3(難関校突破レベル)と区別がついていて、STEPの数字が3のものは難関校受験を目指す人のための問題になっています。
STEP3の問題のみ徹底的にやるのも良いですし、全ての問題をしっかり解いて「応用問題に気を取られてしまい、基礎部分の理解があいまいだった」という事態を防いでおくことも有効だと思います。
次の項目では、娘のスタディサプリでの公立高校受験対策の使い方を紹介します。
我が家のスタディサプリ高校受験講座の使い方
苦手科目・単元対策を中心に、1日30分程度
冒頭にも書きましたが、うちの娘は進研ゼミ中学講座と市販のドリルを併用する形で、スタディサプリ中学講座を利用しています。
そのため、全ての高校受験対策の動画を観ながら、テキストの問題も解く…という使い方は、我が家では時間的に厳しい状態でしたし、そもそもピンポイントで利用することを前提にスタディサプリをやらせています。
そのため、特に苦手に感じている科目や、点を確実に取っておきたいけど習熟度が怪しい単元の対策に絞り込んだ使い方が中心になっていますね。
印刷しておいたテキストを解いてから動画を観るパターンと、スキマ時間に動画だけ観るパターンと半々くらいの割合になっています。
日によって波はありますが、大体毎日30分くらい利用している感じですね。
時々、息抜きに好きな科目の動画を観ている時もありますが、それはそれでいいかな?と思っています。
苦手科目ばかり取り組むのはしんどいでしょうから。
過去問も最大限活用
過去3年分の過去問が、テキストを自宅で印刷できる環境であれば追加費用ゼロで解く事ができるのはとてもありがたかったですね。
英語のリスニング問題もスマホから音声が簡単に再生できますし、問題のマル付けをして終わり…ではなく、入試問題全体の解説動画を観ることができるのも大きいですね。
書店で売られている公立高校の過去問のドリルは5~6年分のものがほとんどなので、さすがに比べてしまうと若干の心もとなさは否めませんでした。
しかし、まずは3年分の過去問をしっかり解いてから、過去問ドリルを購入するか考えれば良いのではないでしょうか。
レベルの近い他の都道府県の過去問が解けるのが、とても役に立ちました。
動画の力は受験勉強には強い
苦手単元のピンポイントリリーフくらいの感じで、中3の夏休み終わりに導入したスタディサプリですが、高校受験が終わった現在に思うことは「スタディサプリを利用して良かった!」の一言です。
進研ゼミの受験対策ドリルや、市販の高校受験対策のドリルの問題は充実していましたが、苦手な単元の壁にぶち当たってしまうと、紙ベースの解説だけでは理解することが難しく、考え込んだまま時間が経ってしまうことが多かったんですね。
しかし、スタディサプリを導入してからは、ドリルの問題でわからないことが出てきた時にスタディサプリの授業動画を観るようになり、動画の解説がわかりやすいからなのか、苦手問題を解くのに考え込む時間が明らかに減りました。
受験対策の動画の内容についていけない…と感じる時は、通常の授業や定期テスト対策など、基礎的な内容を解説する動画にいつでも戻って観ることができるのも、様々な授業動画が揃うスタディサプリならではだと思います。
万能な娘ではないので、一度観たらどんな苦手単元も完璧に理解…!なんて夢のような展開ではありませんが、自宅学習のみでの受験勉強で、塾さながらの受験勉強ができることはもの凄く心強いです。
塾と違い、カリキュラムを自分達で考えなくてはいけなかったり、動画でわからないところがあっても聞く手段がないため、自ら学び成長する!という姿勢がお子さんにないと正直厳しいかもしれません。
それでも、もし自宅学習だけで頑張る!とお子さんが決めているのであれば、スタディサプリの充実した授業動画の数々は心強い味方になることでしょう。
我が家のように、進研ゼミや市販のドリルでの勉強の補完目的に一時だけスタディサプリも併用する…という使い方も全然アリです。
スタディサプリには14日の無料お試し期間もありますし、ベーシックコースは月額2,178円(税込)ですが、期間限定のキャンペーンをうまく利用すればお得にスタディサプリを利用することも可能です。
公立高校受験対策の一つにスタディサプリも取り入れて、より一層のレベルアップを目指してみては?
それでは、今回はこのへんで。
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