有料で、費用をかけてブログを運営している人が意識することの一つの課題が「いかにブログの収入で、費用の負担をまかなえるか」というものだと思います。
最初のうちは自腹でも、いつかはブログの収益でブログにかかる経費をまかないたい…と思うのが本音というもの。
ブログで収益を上げる方法として有名なのは、商品を紹介してその商品が売れれば紹介料として報酬が発生する「アフィリエイト」という方法があります。
アフィリエイトで稼いでいる人をちらほら見かけますが、現実的にブログ初心者の目線から考えると、記事を見た人に紹介した商品を購入してもらうという行為はハードルが高いですよね。
いきなりアフィリエイトはちょっと…と思うブロガーさんにおすすめなのは、「ブログのページに広告を貼り付ける+閲覧されるかクリックされることで報酬を得る」という方法。
ブログの記事内など、好きな場所に広告を貼るだけで利用できるので、初心者でも挑戦しやすい仕組みだと思いますし、実際多くのブログやサイトで広告を貼っているのを見かけます。
この広告で収入を得るサービスで、一番メジャーなものといえば「Google AdSense(グーグルアドセンス)」。
ブログの始め方や運営について調べていると、「広告を貼るならグーグルアドセンス!」という記事が圧倒的に多いですし、ブログの収入を得る方法がグーグルアドセンスであることを前提にしているものも多く見かけます。
実際、私もライブドアブログからWordPressに移行する際、収入源になるのはグーグルアドセンスになると信じて疑っていませんでした。
しかし。このグーグルアドセンス、審査が大変厳しいです。
このブログも、まあポリシー違反がどうとか、価値の低い広告枠(=記事)とかで何度もアドセンスの審査を落とされ続けたんですよね。
なので、最初の頃は「アドセンスに通らない…このままじゃブログの費用全額自腹だよ…」なんて考えてしまい、正直絶望感でいっぱいでした。
そんなお先真っ暗の状態でしたが、調べたところ広告収入サービスはアドセンス以外にも色々とあることがわかりました。
そしてアドセンスの審査では箸にも棒にもかからなかった当ブログでも、簡単に審査通過できたサービスがありました。
9回目の審査にしてようやくアドセンスの審査に通ったのですが、今回は私がアドセンスに落ち続けていた時代にお世話になった、広告収入サービス4つを紹介していきます。
私のようにアドセンスの審査になかなか通ることの出来ない方、何かしらの事情でアドセンスを使えなくなった方の参考になれば幸いです。
アドセンスの代わりにした広告サービス・4選
その1・nend
アドセンスの代替サービスとしては、かなり有名なサービスなのが「nend(ネンド)」です。
このnendは、スマートフォン・タブレットのみ広告が表示される仕組みになっていて、パソコンには広告が表示されません。
そして基本的にはクリック報酬型広告となっていますが、実はインプレッション型広告(広告を閲覧されるだけで報酬が発生するもの)もあるようで、クリックされない日でも報酬が発生しています。
nendを紹介している記事で「クリックされないと報酬が発生しない」と書かれている記事を見ますが、誤りです。
ただ、1日100pvあるかないかレベルのアクセス数だと、このインプレッション報酬は1日0.○円レベルですので、基本的にはクリックされて報酬が発生するものと考えておいた方がいいです。
広告の種類は、当ブログがスマホゲームの記事が多いことや、その事を審査時にアピールしたせいなのか、基本的にスマホゲームのものが多く表示されているように感じます。
ただ、某外食チェーンや某通信教育の広告が表示されている事もありますので、もしかすると記事やブログの方向性で変わるのかもしれません。
運営会社がアフィリエイト大手のA8.net(後述します)を運営しているファンコミュニケーションズなので、安心して利用できるのは大きいですね。
審査はありますが通りやすいようですし、スマホ・タブレットのアクセスが多いブログであれば選択肢として有力なサービスです。
その2・adstir
この「adstir(アドステア)」は、スマホもパソコンも広告が表示できるサービスだったので、nendの補完的役割のために導入しました。こちらも審査はありましたが、特に問題なく通過できました。
adstirはインプレッション型広告のサービスなので、広告のクリックが一切なくても報酬が発生することが大きなメリットになります。逆にいえば、広告をクリックされても、大きく報酬が上がることはありません。
nendでもインプレッション型の報酬が発生していると書きましたが、こちらは毎日円単位で収益が発生していますので、それなりに安定している感じはあります。
ただ、アクセス数が1日100pv前後という状況だと、クリックされた日のnendの報酬>adstirの報酬>クリックされない日のnend…といった感じです。
公式サイトはおしゃれなのですが、マニュアルなどが見辛くちょっと使いづらいのがネックですかね。
最低振込金額は5000円とハードル高めですが、手数料無料なのが大きなメリットです。
nendのサブ的立ち位置で利用していましたが、もっとアクセス数が増えたら貴重な戦力になったのかもしれません。
その3・忍者AdMax
アドセンス以外の広告サービスとしては、nendと並んで有名なサービスなのが、この忍者AdMaxでしょう。
忍者AdMaxの大きな特徴は、広告のコードを貼るための事前のサイトの審査が不要ということです。
nendやadstirでは、申請を出して審査が通ることで、はじめて広告コードを貼り付けることが出来ますが、忍者AdMaxの場合は、ブログに貼りたい広告枠を追加する時に、サイト情報を入力した上で申請する流れとなり、サイトの審査不要でブログに広告を貼ることが可能です。
そのため、広告を貼りたい!と思った時に、すぐに広告を貼ることが出来ます。
発生した収益は500円(1ポイント=0.5円の忍者ポイントとして付与されるため、1000ポイントで交換可能)から換金が可能となっているので、現金化へのハードルが低く、アクセス数があまり多くないブログでも安心して利用できます。
私自身は、忍者AdMaxを使い始めたばかりですが、想像以上に使い勝手は良いサービスですね。気になる収益面については、nendと比べてちょっと良い状態かな?という印象でしたね。
忍者AdMaxを使用してからまもなくGoogleアドセンスの審査に通ったためアドセンスに切り替えましたが、もし落ち続けていたら忍者AdMaxメインに切り替えて使っていたと思います。
その4・A8.net
最後は大手アフィリエイトサービスである「A8.net(エーハチネット)」です。広告の話をしているのに、なぜアフィリエイト?と思った方も多いでしょう。
このA8.netでは様々な案件がありますが、その中に「広告をクリックで報酬が発生するもの」があるのです。
A8.netの「プログラム検索」で、検索条件指定でクリック課金の欄にチェックを入れれば確認できます。
広告は種類豊富とはいえず、1クリック1~2円で単価としても決して高いものではありませんが、何も広告が無い状態よりは収入の発生する可能性があることは大きいです。
そして何より大きいのは、広告の案件によっては、広告をクリックした上に商品の購入(契約)も発生すると広告収入の比ではない報酬が生み出される可能性があることです。
さすがに、関連性のない記事に適当に貼った広告がばんばん収益を出すとは考えづらいのですが、それでも可能性が広がることは間違いありません。
広告の案件によっては審査が必要になる場合もありますが、すぐに審査結果が返ってきて使用可能になるものも多かったです。
A8.net自体の登録は無料ですし、審査も不要です。
広告に限らず、A8.netには沢山アフィリエイトの案件があるので、すでに書いた記事に関連する広告が貼れる場合もあるでしょう。
セルフバックという、自分で購入した場合にも報酬が発生する案件も豊富なので、セルフバック目的で利用している方も多いです。
ブログで少しでも収益化をしたい…と考えている方は、A8.netの登録だけでもしておくことをおすすめします。
私の使用している広告収入サービスは以上です。
収益性はアドセンスより落ちるけど、選択肢は色々ある
私が今回紹介したもの以外にも、広告収入サービスはまだまだ色々とあります。
有名なものだとi-mobile、fluctなどでしょうか。
ただ、色々なサービスを調べた時に見る感想のほとんどが「アドセンスより稼げない」というものでした。
自分に近いアクセス数のブログがアドセンスの収益報告についての記事をアップしていたことがありましたが、報酬金額は私が使用しているサービスたちに比べて高い金額のようでした。
アクセス数のあまり多くなかった当ブログでは、ちょろちょろとした金額の収益がちょろちょろっと発生している状態だったのは確か。
それでも、収益が全く無い状態で、ゴールが全く見えないアドセンスの審査を通るために、原因の見当もつかない記事の修正や削除の作業を繰り返したり、審査に通ってもグー○ル先生の顔色を伺いながら記事を書いていく位なら、割り切って別の広告サービスを利用する…というのも、一つの選択肢としてアリなのではないかと考えます。
アドセンス合格を目指すことを否定はしませんが、手軽に使用できるサービスを利用して、自分のブログから収益が発生する喜びを体験してみてほしいです。
「0」と「1」は全く違いますからね。
もちろん、アドセンスの代わりとしてだけではなく、アドセンス合格までの「つなぎ」のサービスとして利用するのもアリですね。
私のようにアドセンスの存在に苦しんでいる方は多いと思いますが、別のサービスを利用するという選択肢もあるということを知ってもらえたら嬉しいです。
本当は、アドセンスと全く同じ…にはならなくても、アドセンスに近い報酬が得られる広告サービスが増えればいいのですけどね。苦笑
それでは、今回はこのへんで。
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