
私は2017年1月から、公共職業訓練で、PC(ワード・エクセル)の勉強をしていました。
それまで接客業と小売業の仕事しか経験していませんでしたが、それまで密かに憧れていながらも未経験で自分には無理だと思っていた、事務職パートへの転職に挑戦する事にしたからです。
今回は、私が公共職業訓練校に通うことにした理由と、実際に申し込んだ時の経緯を書いていきます。
※公共職業訓練については、こちらの記事にて説明しています↓
前職はスーパーの従業員でした
結婚&出産してから初めてのパートだった前職では、某スーパーで品出しや商品発注の仕事をしていました。
このパートの仕事をする前も、外食などの接客業の仕事をしていたため、その延長線上で働ければ…と思っていたことと、単純に小売業に関心があったことがきっかけ。
このスーパーの仕事は8年ほど続けることができましたが、人事異動などで穏やかだった環境が激変し、精神的にしんどく感じる事が増えてしまいまして。
更に品出しが原因だったのか、関節痛と神経痛を発症してしまい、肉体的にも限界を感じるようになりました。
このまま頑張る!という選択肢もありましたが、まだ(かろうじて)若いといえる年齢のうちに別の仕事も経験したい気持ちが強くなったため、退職する事にしました。
公共職業訓練を知ったのはハローワーク
私のパートはいわゆる扶養内パートというものでしたが、雇用保険に加入していました。
すぐに再就職する予定もなかったことから、退職した月の翌月、失業保険の手続きにハローワークへ。
失業保険の手続きでは、自分が希望する職種や勤務時間を書類に記入する必要があるのです。
失業保険は働く意欲のある人に支給されるものなので、当然のことなのですが。
ただ、パートを辞めて間もない状態ですぐにでも働きたいかと言われると、体調の問題もありましたし、正直ちょっと一息ついてから再就職したい…というのが本音で。
そのため、希望の職種には現実的に就けそうな職種を書くことを控えることにして、憧れはあるけれど未経験の職種である「事務職」と記入してみました。
20代の時なら未経験でも通用するでしょうが、アラフォーな私。 しかも全くの未経験なのに安定して人気が高いらしい事務職志望。
これは、ハローワークの職員に笑われるんだろうな…なんてことを考えながら、手続きに窓口に向かいました。
しかし、対応して下さったハローワークの職員の反応は意外なものでした。
「未経験の事務職希望なら、公共職業訓練に行ってみるのもいいかもね」
笑われることを覚悟して窓口に行ったつもりだったので、全く思いがけない言葉でした。
「公共職業訓練」という言葉は聞いた事はありましたが、具体的にどういうものなのかは知らなかったのです。
公共職業訓練という選択肢が自分の目的に合っていた
自宅に戻った後、職業訓練について調べました。
授業料は不要で、教材費のみで受講できること。
受講中は、自己都合退職の場合に発生する待機期間や、受給期間の有無など関係なく失業保険が支払われるということ。
※一部例外あり
職業訓練の講座は様々な種類があるけれど、状況によっては自分の希望する講座の開講がかなり先になる可能性があること。
このようなことがわかりました。
行きたいと思っている職業訓練の講座が、自分の行きたいと思えるタイミングに開講されるかはわからないという点はあります。
それでも、自宅で資格取得のために家にこもって勉強するよりは、学校に通って勉強する方がモチベーションを上げられると感じました。
更に、失業保険を貰いながら勉強に専念する事ができて、その勉強が無理だと諦めていた事務職の転職に繋がるのだとしたら、これはプラスしかない!と思ったのです。
旦那の了承もとり、公共職業訓練で勉強してから転職活動を開始する方針としました。
ギリギリでの申込みだったけど無事合格!
希望の講座はパソコンの講座に
事務職への転職希望ということで、一般事務職で役立ちそうな講座に挑戦しようと思っていました。
候補に上がったものは、簿記の講座か、パソコンスキルを上げる内容の講座でした。
考えた結果、希望することにした講座は、パソコンのWordとExcelを重点的に勉強するというものでした。
パソコンは自宅で時々使っていたけれど、WordとExcelについてはほとんど知識がなかったため、もっと詳しく知りたいと思ったからです。
願書提出期限の数日前でバタバタしたけど合格
ただ、希望する講座の存在を知ったのは、職業訓練の願書を提出する期限の数日前でした。
しかも、願書提出だけではなく事前に訓練校を見学することも必要だと、ハローワークの担当の人に言われまして。
慌てて訓練校の見学を申し込み、終わり次第再度ハローワークに願書を提出しにいく…という、数日間とはいえなかなかの過密スケジュール。
締め切りギリギリの状態の見学でも私以外に4~5人は来ていたので、ギリギリ出願予定の人間が私だけではないとわかったことが救いでしたが。
そんなバタバタした状態でだったので、本来はがっつり添削されるらしい願書を最低限の誤字脱字を修正しただけの状態で提出し、後日行われた訓練校での面接試験の結果、無事合格しまして職業訓練に通える事となりました。
人気の講座だったらしく定員より多い人数の申し込みがあり、不合格となった人も何人かいたようです。
そんな状況で、申し込み手続きギリギリ&願書を雑に書いてしまったという残念な状態でも、合格する事ができて良かったです!
とりあえずは転職への第一歩!
正直なところ、職業訓練を受けたからといって30代後半で事務職未経験の人間が、すんなり事務職に就ける…なんて楽観視は全く出来ません。
ただ、人気の高い事務職でも私はフルタイムではないパート勤務希望なので、いきなり正社員で就職を目指すよりかはハードルは低いと信じたいです。
そして、ずっと密かに思っていた「ちょろっと触った事しかないWord・Excelの知識を深めたい」という目標には一歩近付けたのではないかなと思っています。
3ヶ月間の公共職業訓練について、これからも色々な体験談と感想の記事を書いていく予定です。
よろしければ他の記事も読んでみて下さいね。
公共職業訓練の仕組みについてはこちらの記事に↓
それでは、今回はこのへんで。
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