私はZenfone Zoom Sという比較的マニアックなスマホを1年半ほど使用しているのですが、Zenfoneの設定画面にはフォントの種類を変更するメニューがあります。
このメニューを選択しても「デフォルトのフォント」しか表示されていないため、元々の状態ではフォントを変更することができません。
しかし、「FlipFont Manager」というアプリをインストールして、変更したいフォントのファイルもダウンロードすることで、好きなフォントに変更することが可能です。
今回は、このFlipFont Managerのインストール方法と、フォントを変更する手順について説明していきます。
FlipFont Managerをインストールする
FlipFont Managerとは
FlipFont Managerは、ざっくり説明すると「フォントのデータを、設定のフォント一覧に表示させる事が出来るようにするアプリ」です。
今回はZenfoneでのフォント変更について説明していますが、Galaxyシリーズでもこのアプリを使用していてフォントの変更が可能だそうです。
元々は2014年にPlayストアに公開しているアプリでしたが、商標登録の問題でアプリの公開ができなくなってしまいました。
そのため現在はPlayストアからアプリをインストールする事が出来ないのですが、開発者様のご厚意で野良アプリという形でapkファイル(アプリそのもののファイル)をインストールする事が可能となっています。
apkファイルを直接インストールすることになるため、安全性が気になる方にはおすすめは出来ませんが、私は1年以上使用していてトラブルは発生していません。
インストール方法
開発者様のページ(↑のリンクの記事の下部)にapkファイルのリンクがあるので、そこをタップしてインストールします。
Googleドライブ経由でのインストールになるため、(アカウントが複数の場合)アカウントを選択し、その後表示される「パッケージインストーラ」をタップしてインストール完了です。
なお、設定で提供元不明のアプリのインストールを許可していないとインストールする事が出来ないため、その旨のエラーが出た時は「許可」に変更して下さい。
※Android8の場合は、アプリ毎に許可の設定をするため、Googleドライブを許可に変更します
提供元不明…というと不気味な感じもしますが、Playストアを通さないアプリのインストールは必ず表示されるメッセージとなります。
変更したいフォントのファイルをダウンロードする
FlipFont Managerのインストールが終わったら、次は変更したいフォントのファイルをダウンロードしていきます。
「フォント 無料」で検索すると、無料で利用可能なフォントが色々あることがわかるかと思います。
中には会員・メールアドレス登録が必要なものもありましたが、登録不要でダウンロードできるフォントも沢山あります。
念のため、事前に禁止事項などがないかチェックした上でダウンロードするようにしましょう。
今回は「ロゴたいぷゴシック」のフォントをダウンロードしました。
このフォントは、ダウンロード前に表示された文字をパスワードとして入力することで、会員登録不要かつ無料でダウンロード可能です。
このロゴたいぷゴシックに限らず、フォントファイルはzip形式で圧縮された状態でダウンロードされています(全てのフォントファイルかは不明)。
このままだと、FlipFont Managerを使用する際、ファイルを選ぶ事ができません。
そのため、ファイルマネージャアプリから1度ダウンロードしたファイルを選択し、解凍しておく作業が必要です。
フォントファイルを端末にインストールさせる
FlipFont Managerのインストール、フォントファイルのダウンロードが終わったら準備完了です。
早速、FlipFont Managerを開きます。
アプリはとてもシンプルな作りとなっています。
まずは変更可能なフォントを増やしたいので、画面上部にある「フォント追加」を選択します。
すると端末内のファイル名がずら~っと表示されるので、「Download」を探して選択します。
Downloadを開くと、先程ダウンロードしたフォントファイルがあるので、更に選択します。※zip形式ファイルの場合、事前に解凍していないと選択できません
フォントファイルの中にも色々なファイルが表示されていますが、「.ttf」という形式のファイルがフォントの設定に必要になります。
今回のロゴたいぷゴシックのファイルの場合、なぜか文字化けしている部分がありましたが、.ttfのファイルが見つかりました。
この.ttfファイルをタップすると文字一覧が表示されるので、確認してOKを選びます。
続いて設定画面で表示させるフォント名を入力する画面になります。
自由に入力する事が可能ですが、後でどのフォントだったか混乱することになるので、あまり適当に入れない方が良いです。(適当に入れて後悔した人がここにいます…)
この入力も終われば、FlipFont Managerメニュー画面右下の「インストール」をタップします。提供元不明の~とエラーが出た場合は、設定で「許可」に変更してください。
インストールが終われば、追加したフォントが設定で変更出来るようになります。
この段階では、設定でインストールしたフォントを選べるようになっただけの状態なので、フォントは変わりません。
設定画面でフォントを変更する
フォントの変更は、FlipFont Managerメニュー画面の左下にある「フォント設定」から変更することも可能ですし、端末の設定から変更する事も出来ます。(Zoom Sの場合は「ディスプレイ」の一覧に有)
デフォルトのフォントに加えて、先ほど追加したフォントも表示されていますので、追加したフォントを選択するとフォントが変わります。
なお、フォントを変更した場合でも、フォントが変更されないサイトやアプリも存在します。
私の場合だと、WordPressやTwitter(Webサイト版)では、フォントは一切変わりませんでした。
FlipFont Managerを使用して、フォントを変更する手順の説明は以上です。
フォント変更で気分転換
Zenfone Zoom Sを使用する前はHuaweiのスマホを使っていたのですが、Huaweiのスマホは設定にフォントを変更するメニュー自体がありませんでした。
Zenfone使いになり、フォントを自分好みのものに変えたり、気分で変えてみたりするようになりましたが、フォントを変えただけで、いつものスマホが新鮮に感じられて楽しくなりました。
野良アプリをインストールして設定する方法となるため、万人向けの方法ではありませんが、様々なフォントに変更することの出来る素晴らしいアプリです。
ZenfoneやGalaxyのスマホを使っていて、フォントを変えてみたい…と考えている方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。
それでは、今回はこのへんで。
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