
塾には行かず、自宅学習のみで高校受験に挑戦中の中3娘の状況について書いている「塾に行かずに高校受験」の記事。
早いもので第5弾となりました。
前回の記事では娘の状況については触れず、高校の学校説明会や個別相談会に参加した日程を振り返っていました。
本当は、この第5弾の記事でも娘の近況ではない内容について書くつもりでいたのですが、タイトルの通り残念過ぎる展開が12月に待ち受けていましたので、急遽近況的な記事を書くこととしました。
第3弾の記事で、北辰テストの偏差値が過去最高となっていたため、前向きな雰囲気で終わらせていたのですが、やっぱり世の中そんなに甘くはありませんでした…。
というわけで、今回は娘の2学期の期末テストと、12月実施の北辰テストでやらかしてしまった件とその対策について書いていきます。
惨敗の2学期期末テストと12月北辰テスト
2学期期末テストは過去最低の結果に
2学期の中間テストではあまり良い成績を残すことができなかったため、2学期の期末テストではその成績をカバーし、内申点を少しでも上げることが2学期の期末テストには求められました。
そのため、期末テスト終了2日後の北辰テストの受験は決まっていましたが、期末テスト対策を全力でやるように娘に伝え、少なくとも娘もそのつもりで勉強しているようでした。
しかし。
結果としては、良くなかった前回2学期中間テストの合計点を30点以上下回る、中1からこれまでで過去最低の点数という、最悪の結果に。
全体的に勉強を頑張る子が増える中、学年順位が下がってしまう事は覚悟していたのです。
ただ、そこそこ期末テスト対策に時間をかけた中、周りに関係なくここまで点が下がることになるとは、全くの想定外でした。
12月北辰テストも過去最低の結果…
そして、この期末テストの数日後に行われた北辰テストの結果も返ってきましたが、北辰テストでも過去最低の偏差値を出してしまいました。
期末テスト対策中心に勉強していたため、偏差値が下がることはもちろん折り込み済みでした。
それでも偏差値が過去最低まで下がってしまうというのは、受験を数ヶ月後に控えた現状では、あまりに厳しいとしか言いようがありません。
ここまで合格率90%判定だった本命の公立校が、合格率40%まで落ちてしまい、うーん…としか言えない感じです。
期末テストがあまりにも良くない、北辰テストも予想以上に悪い。
そんな残念すぎる結果が立て続けに判明し、ただただショックでした。
この惨敗に、心穏やかではいられない
ブログの記事に出てくる理想の母としての対応は、きっと落ち込みつつも表向きは平静を保つ…といった感じになるのでしょう。
しかし私の場合は、あまりにショックが強過ぎて、全く冷静な対応ができませんでした。
勉強をしていないだけであれば、もっと勉強時間を作ればいいだけなのですが、それなりに勉強をコツコツ取り組んでいたのに、本番に結果を出せていないという事実。
進研ゼミやスタディサプリ、そして市販のドリルなどの教材の内容に問題があるとも思えず、娘もコンスタントに勉強していたように見えました。
それだけに、今回の「勉強にかけた時間と成績が全く伴っていない」という現実は、深刻に受け止めざるを得ない状況です。
結果、本番の試験の点数の重みが増すことに
落ち込もうがどうしようが、期末テストの結果が振るわなかったことで、3年生の内申点が1学期の通知表の成績より下がることが確定事項となりました。
公立高校の内申点は3年生の比重が高くなっているため、内申点が1年>2年>3年となってしまっているうちの娘は、内申点で有利な状況に立つことに完全に失敗したのです。
そのため、いかに本番の試験で高い点を取ることが出来るかが重要になります。
今回の失敗の原因と対策
期末テストの敗因
私だけではなく、娘も今回の成績下降にはショックを感じていたようです。
しかし、お互い落ち込んでいるだけでは試験まで残された時間がもったいないのも確かです。
まず、期末テストで時間をかけて勉強したのに結果が出なかった原因を探しました。
娘によると、高得点を目指し、応用問題を解くことに力を入れようとした結果、基礎の部分の理解が曖昧なまま応用問題に取り組んでしまったことが原因だと。
結果、本番のテストで基礎部分の問題を解くのに時間がかかってしまったり、簡単な問題で間違えてしまったことがわかりました。
基礎がマスターできていないまま、応用問題を解こうとしても、なかなか解けずに時間のロスが大量発生することは当然なわけで。
今から全ての基礎を見直す…というのは時間的に難しいですが、苦手意識のある単元は基礎の見直しから、しっかりやる方向で取り組んでもらうことにしました。
勉強の取り組み方の意識を変える
これまでは、結果も出ていたことから、学習の計画作りはほぼ娘に任せていました。
しかし、今回の失敗を踏まえ、改めて話を聞いてみると「とりあえず目の前にある勉強をこなす」ことに意識が向かっているような状態である事がわかりました。
時間をかけて勉強しているので、本人としては充実感は得られていたのでしょうが、結果的にただ目の前の教材をこなすことで満足してしまっている状態だったのです。
そのため、苦手に感じる科目や単元、そして期末(中間)テストや北辰テストで失敗したところを改めて調べ、その上で入試で頻出の問題を優先して解く…というように、優先順位をつけて勉強してもらうことにしました。
そして、問題を解いていてわからなかったり、後でもう一度取り組む必要のある問題があった時は、ノートに書いて覚えておくようにしてもらいました。
忘れっぽい娘のことなので、いつの間にかノートに習慣を忘れてしまいそうなのが怖いですが、書いておくことで振り返って確認することが出来るため、きっとゆくゆく役に立つのではないかと考えました。
とりあえず、試験までの限られた時間の中で、いかに効率良く勉強していけるかが、ポイントになると感じています。
塾に通っている子たちは、こういった形のアドバイスが塾で貰えるのが強みになりますが、塾に行っていない娘は、親がしっかり見守っていかないといけない…と、改めて思いました。
進研ゼミの冊子に救われる
なかなか絶望している状況の中、進研ゼミ中学講座12月号の付録の冊子が、親用と子供用それぞれ用意されていたのですが、この冊子にとても救われました。
子供用には冬休みから受験直前までの勉強プランについて、親用には受験直前で繊細がちな子供へのメンタルケアについて…が主な内容になっていました。
アドバイスを書いているのは2019年春に高校を受験した、進研ゼミ中学講座の先輩とその親なので、リアルな体験談を読むことができて、具体的にどうすればいいのかを娘と相談する時に活用する事ができました。
冊子自体は薄いものなのですが、塾からの情報が入手できない身としては、進研ゼミの冊子が本当に貴重な情報源となりました。
ある意味、この結果で良かったかもしれない
11月の北辰テストで過去最高の偏差値が出たことで、良くも悪くも安心したところがありました。
その結果、気持ちに余裕が出来てしまい、今回の惨敗につながったのかもしれないと感じています。
結果を出さなくてはいけない場面で、過去最低の成績を出してしまった事はただただ残念の一言に尽きます。
でも、この結果だったからこそ見えてきた課題があったのも確かです。
今回、この記事を書くべきかどうか、とても迷いました。
でも、こういう事実をきちんと受け止め、前に進んでいくために、こんな不都合な真実もしっかりアウトプットしておく必要があるかなと思い、この記事を書くことにしました。
これをきっかけに娘が奮起して、色々あったけど頑張って良かった…と思える春が来る事を願いたいと思います。
まずは、1ヶ月後に控えた滑り止めの私立高校受験に向けて、冬休みも間もなく始まりますが、一日一日を大事に過ごしていきたいと思います。親も。
それでは、今回はこのへんで。
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